<好きな花に飛び回る蝶のように>
◆参院徳島・高知選挙区補欠選挙で、投票率は徳島県23・92%、高知県40・75%となり、参院選としては両県とも過去最低を記録
◆衆院長崎4区補選の投票率は過去最低の42.19%だった。過去最低だった2014年の52.44%を10.25ポイント下回った
昨日投開票された衆参の2補選は、過去最低の投票率に終わったようだ。50%を下回ったら再投票しないと選挙を有効とは認め難いと思う。ましてや徳島の23.92%などは無効以前に選挙自体が適正ではないということではないだろうか。
以前にも触れたが、投票率が低いのは有権者の問題だけではなく地域や国の責任も大きいと思う。更に忘れてならないのはメディアの役割である。どっちの候補が勝つか負けるかだけをギャンブルみたいに必死になって広報するのではなく、候補者の真の人物像をいかに有権者に伝えるかに徹するべきだろう。そのためには地方紙の第一面に候補者を毎日のように取り上げる努力が必須だろう。
次に、合区選挙となった徳島・高知は問題以前の話である。今回の結果を見ても合区の選挙など論外ではないか。それほど有権者が少ないなら合区ではなく合県にすれば済む話だ。現代人の頭の悪さというか知恵を使わない図々しさには呆れてしまう。
徳島・高知補選では党名を出さなかった野党が勝利したのだが、小選挙区のような選挙制度では政党政治は無意味なのだろうと思う。これからは無所属の候補が政策の一致する項目ごとに政党を選ぶ時代に進化すべきではないか。そうなれば、政権も出身政党の顔色を伺うのではなく、無所属議員の声をしっかり聴くようにり国民に寄り添う政治が期待できるだろう。
また、宗教一色の政党とか思想信条の凝り固まった政党とか組合に所属する議員を選ぶのは止めた方がいい。私利私欲・営利誘導・我田引水が避けられないからである。イスラエルや北朝鮮や権威主義国家中国などの例を見ればわかるが、愚かな独裁国家になるのは火を見るよりも明らかである。