米軍と自衛隊の指揮統制の連携強化に向けて、作戦指揮権を持つ司令部が作られるという。2+2の統合軍司令部というそうだ。素直に考えれば、米軍の傘下に自衛隊が入れさせてもらえるという、めでたい話にも思える。保守を自認するような人たちは笑いが止まらないかもしれない。何しろ世界最強の軍隊を持つ米国の懐に飛び込むからである。
上川外務大臣とブリンケン国務長官、木原防衛大臣とオースチン国防長官だという。あまりに失礼な言い方になるだろうが、スイカと山椒の実ほどの違いがある。(小粒でもピリリと辛ければいいのだが)
世界の軍事費をみると、
アメリカ 132.8兆円
中国 42.9兆円
ロシア 27.55兆円
ウクライナ 9.39兆円
日本 7.00兆円
アメリカの5.3%足らずの日本が対等に2+2で済むわけがない。先の大戦の幹部が聞いたらどんな言葉が発せられるだろう。保守派を自認する人たちは、こんな同盟を画いていたのだろうか?革新でも保守でもない我々一般国民からすると、”この罰当たり”と小さな声で囁くのがせめてもの意思表示だろう。