世界保健機関は18日、新型コロナウイルス感染症による1週間当たりの世界の死者数は約5万人に達し、受け入れられない高水準であることを発表した。世界の累計死者数は100万人に近づいている。(AFP)
平和の祭典であるオリンピックが、感染の祭典へと変化しつつある。ここは、世界が国を超えて、新型コロナウイルスに立ち向かう時ではないだろうか。五輪に出たいのは誰しも理解している。だが、全世界が新型コロナウイルスに打ちのめされようとしているのだ。アフリカから印度辺りにはバッタの大群が押し寄せて、命の糧の食料を食い尽くしているという。
東京五輪の祭典ではなく、新型コロナを食い止める世界規模の感染防止の祭典にするため、開催のためのすべてのエネルギーをそこに振り向けるべきではないだろうか。あの大坂選手ではないが、五輪を目標としてきたアスリートは、今こそその先頭に立って感染防止の活動をして欲しい。