米ブラウン大は1日、米国の「9・11」後の20年間で、一連の対テロ戦争の費用が約880兆円にのぼるとする報告をまとめた。戦争によって亡くなった人は90万人前後に達するという。
▽アフガニスタンやパキスタンでの費用が約250兆円
▽イラクやシリアでの費用が約230兆円
▽退役軍人への療養費約240兆円など。
▼死者は米兵が7052人
▼敵対した兵士が30万人前後
▼市民が36万~38万人
▼ジャーナリストらは680人だった(朝デジ)
日本の国家予算110兆円の8年分に相当する。(2020年の米国の歳入額394兆円、国防費66兆円)
結果論だが、9.11で2977人の死者が300倍になった。9.11の損害は1兆1千億円余りといわれているので約800倍に膨れ上がったことになる。880兆円の10分の1で、何か別の方法がなかったのだろうか。
米国人の大多数はキリスト教だと言われているが、そのキリストを信じる人々が”目には何百倍の目”をと思っていたのだろうか。米国の宗教と道徳教育には得体のしれないものがある。