別にどうということはない定番メニューのエビフライ定食である。注文すると、「15分ほどお待ちいただけますでしょうか?」ときたもんだ。15分は結構な時間だなと思いながら待っているとスープがやってきた。5分以上たっていただろうか。それから5分もしないうちにメインの料理が届いた。総じて10分もかからなかっただろうと思う。当然ながら揚げたてだと思って食べると、揚げたてというより、熱々の揚げてる最中のような感じでもってエビフライを口に入れる。なんとも贅沢な身のぎっしり詰まった海老だった。3本目を食べる頃にはお腹も心も満杯になってしまった。
最近、行政のトップによるパワハラの記事をよく目にする。本当に嘆かわしいものである。何故そういったパワハラが起きるのだろうか。いろんな要因があると思うが、要するにエビフライの衣だけが立派で中味が詰まっていない料理と同じなんだろう。見かけ倒しを一番知っているのは、何を隠そう海老自身である。ただ見た目は同じなので食べてみないとわからない。評判の店だと経験則が共有できるので安心なのだが、政治の社会ではなかなかそこまでは進んでいないように思う。