参議院選挙が低調で投票率が気になるところだが、それに輪をかけるように国会議員の夏のボーナスが支給された。286万円である。セクハラ議長はなんと480万円という。そんな輩のために選挙なんかやってやれるかという国民は多い筈だ。
286万円を月に直せば、23万8千円余りだ。最低賃金の加重平均は930円だから、2,860,000÷12÷930≒256時間となる。これを1日8時間で割ると32日となって、全国の非正規の労働者は、1か月休みなしで働いてもこの金額には到底達することはないのである。最も安い時間給821円だと、月25日働いて年間197万円である。1,041円の東京でも249万8千円にしかならない。
この参議院選挙も低調だという。当然である。選挙に行かない人は殆どが政治が嫌い、政治家が嫌いなのである。選挙に行って落とせばいいというけれど、✖をつけるようにはなっていない。つまり、3割近くの国民が政治家にNo!を言っていると考えた方が正解だろう。この286万円のボーナスでも少ないとすべての議員が考えている。だが、国民の賃金を上げることもできない国会議員に税金を投入する意味はあるのだろうか。はっきり言って”ない”。実績がない(給与が30年も上がっていない)以上ボーナスはゼロ査定が当然である。ボーナスを返上するべきだろう。
このボーナスのニュースが出る前に期日前投票を済ませてしまった。”しまった”という思いが徐々にこみ上げてきた。