秋晴れの空が広がる好季節の到来なんだが、、、
福島第一原発で汚染された水を巡ってなんとも歯切れが悪い!
定義すれば済むことだ、
汚染水は福島第一原発から出た水。
処理水は現行の原子力発電所から放出される水や海水と同等の水。
未処理水は福島第一原発にある貯まったタンクの水。汚染された処理水。
そして、今回の放出水は再度ALPS処理され希釈された未処理水である。
よって、福島第一原発で放出される水は未処理水の薄まった水である。何しろ、メルトダウンした建屋を通過しデブリに触れた水だ。ただの原発の冷却水とは訳が違う。そこんとこを本物の学者が説明しなくてはどうにもならたないんじゃないだろうか!⇒学術会議も無視する今の日本では本物は現れない?
国と東電の言い訳を100%信じたとしよう。そうするとトリチュームだけが取り切れていないということになる。そうであるならば、他の原発処理水と同様にどうして今まで希釈して放出してこなかったのかが解らない。何かが違うから放出できなかったのである。
希釈という言葉が非常に不可解だ。濃度を下げるだけで減ることはない。下がった濃度が堆積したらどうなんだろう。たった1km先に放出というカラクリにも仰天した。これだと海洋放出ではなく海岸放出である。
要するに、放出できないのでタンクに貯めこむしか策がなかったということである。他の原発処理水とは明らかに違うという証明でもある。大人だったら誰でも解る理屈だ。
最後に、毎日100トンの汚染水が発生している現実を誰も問題視していない。この100トンを制止できなくて福島原発事故が復興できるわけがない。裏を返せばあの東京五輪なんかに手を挙げる愚策をせず、そのお金で官民挙げて100トンの水を制止するというリーダーが現れなかった日本の悲劇でもある。メディアも全く触れなくなった。それこそが日本の民主主義のお粗末なところでもある。