西村経済再生相は１４日の閉会中審査で、酒の提供停止に応じない飲食店との取引を行わないよう求めた酒類販売業者への要請撤回を受けた辞職の可能性について「感染防止と経済回復が自らの責務」だとして否定した。（ロイター）
昨年から新型コロナ感染担当大臣として指揮を執ってきた結果責任は重い。こんな事態に陥った責任を取るべき人は彼しかいない。今回の件で身を引いた方がいい。政府としての失政を認めるよりましだという理屈で、スケープゴートされるだろう。それでないと、こんな惨めなオリンピックにした責任を世界に説明できないからだ。
まだ若そうだし、秋の選挙で再選されれば将来また大臣になれる可能性もあるだろう。これ以上墓穴を掘ることもないし、政権の犠牲になることもない。彼に勝る弁舌の逞しい議員はそうはいない。それに比して、国民への共感が拡がらないのも類を見ない現象である。職業選択を間違えたというしかない。
