４７日目、強風波浪注意報が出ていたので居候

背向け地蔵
今日明日と、海上強風注意報と波が2.5～3mの波浪注意報が出ている。ゆっくり休んでいたい訳ではない。こればかりはお天気任せである。
昨夜は握り寿司を食べたが、平戸と比べるとどうしても劣る。朝は炙り鯖寿司を食べた。これは美味しかった。水産物が中心だが、いろんな食材も揃っている道の駅が歩いて１分で、今までで一番便利な場所である。
水を補給していると、六十台半ば位の人から話しかけられる。暇だから観光案内しますよと言われて、昼までの二時間半ばかり車で案内してもらった。ここにも世界遺産が二ヶ所ある。二つともお客はまばらだ。やっぱり、世界遺産＝観光地の発想はやめた方が良さそうだ。観光案内も地元の人の案内は、以前はこうだったという現代史が入ってきて流れを感じさせてくれる。

造船所の跡(世界遺産)

反射炉(世界遺産)

吉田松陰、墓にあった顔が２９歳の顔に近い。教科書のはどうみてもお爺さんの顔だ。街の人にもおかしいと言ったら、鼻の高いのは合ってるでしょうと気にする風でもない。私は多いに気になったけれど。鼻高々ということだろう。

一般的な顔


松陰辞世の文
親思うこころにまさる親ごころ　　きょうの音ずれ何ときくらん

午後は、体がなまっているので阿武川温泉までサイクリングをした。約２時間コースで、温泉が半時間である。その途中にあったのがしゃしんの背向け地蔵である。水車によって水かさが減り、薪や炭をが運べなくなり、村人一同で水車を壊して抗議したところ、藩も認めてくれたが首謀者二人は処刑されたという。個人的には、流罪とかの温情もあってよかったのではと思った。