東北大震災の5年前に「巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書」が、吉井英勝議員から出されて、それに対して、一顧だにせず、問題なしと回答したのが、あべしんぞう氏である。
内閣衆質一六五第二五六号 平成十八年十二月二十二日
津波による福島原発の電源喪失も質問の中にある。
もし、アベ氏が別の人であったならば、あの災禍は防げたのではないか。だが、過ぎ去った過去に「もし」はない。
そして、今回の「小中高一斉休校」だ。あの安保法制を入れれば何度目だろう。
彼は、歴史が「もし」を許されるなら、2006年に抹消されている筈なのだが、過去に遡れない。そして、悲しいかな反省もなく今日に至ってしまった。
彼を責めているのではない。彼を担いだ人を責めているのだ。全ての責任は担いだ彼らにある。そして、それを鵜呑みにした与党にこそ責任はある。ある元総理大臣は、あべ氏をむかつくほど嫌っていたそうだが、彼はそういうことを見抜いていたのだ。
一度目で手痛い無策のツケや福島原発事故をを背負わされ、今度はその何十倍のツケを背負わされるのである。日本人は、広島・長崎・福島、、、心底から堪え難きを耐え、、、そのものである。