先日の新聞の見出しが気になった。「防衛強化、バイデン氏支持」とあったが、『指示』の間違いは歴然としている。昨年の10月に肩を叩いて対談した経緯からすると、「防衛強化、バイデン氏指示」が当然である。だが、指示では日本の独立国という大義名分が吹っ飛んでしまいかねない。米国の指示ではあるが日本がそれに応えたという意味での支持なのだ。
日本はいつになったらアメリカの属国から抜け出せるのだろうか。恐らく無理ではないだろうか。それらしき総理候補が出てくると、保守派と謂われるような議員や評論家によって排除させられる。なんらかの工作が行われているとしか考えられない。米中が対等な力関係の今こそ日本独立の絶好の機会であるが、メディアまでもが妨害喧伝をおっぱじめる始末だ。諸悪の元凶は日米安保条約なのだが、靖国や保守に心酔する幼い議員や評論家によって鉄のガードで頑なに守られている。
日本から米国に流れる膨大なお金は軍事費などを名目にしているのだろうが、そのお金の一部が政界やメディア工作に使われていると考えたら日米関係がすんなり収まる。また、例の統一教会問題は、日本の保守と統一教会が一体化してアメリカに抵抗する勢力になろうとしていた節もある。その統一教会に楔を打ち込んだのも米国だというと納得感がある。山上の暗殺もCIAが掴んでいたという空想家が出て来たら実に痛快なのだが。