飾らない 素直な 自分らしい毎日に乾杯!

51日目、十六島(うっぷるい)港に向けて出航



♦5月23日 温泉津港5:40出港~十六島港11:20着岸 32.9㍄(61km)

小雨のなか、湯のまちを後に次の港へ向かう。今朝方は何度か突風が吹き心配したが、朝には収まっていた。
ずっと小雨のなか、静かな波に乗って11時20分に着岸した。天然の良港と言われるだけはある。本当に留め易かった。


手前が小学校、左奥がコミュニティセンター
港や周辺が少し閑散とし過ぎている???
直ぐ近くに3階建てのコミュニティセンターがあった。一階は駐車場で二階が玄関だ。入るなり、職員が出てきた。余程人相が悪いように見られたのだろうと思った。用件を聞かれたので
新聞を読みたいと告げた。すると、古紙回収に出しているので、最近のしかありませんという返事が返ってきた。構いませんというと、応接室に通された。丁度一週間分の山陽新聞と読売新聞を持ってきてくれた。新聞を読み出すと、職員が来て、名前と此処に来られた目的を聞かれた。そして、此処はお年寄りばかりで人が少ないものですからと、何やら弁解している感じである。帰るときも、広報紙を貰っていいか尋ねると、直ぐさま上長(上司というが如く)にお伺いをたてていた。東京から遠く離れた地域の過疎化の問題がズキッと心に刺さった。
港の近くにミニストアがあった。2坪ほどのスペースで商品が並んでいた。ビールとつまみを買った。魚も獲れなくて人も減る一方で、若い人がいないので小学校も二十数名と嘆いていた。
東京オリンピックで盛り上がる所もあるが、多くはこういう過疎化の寂しい(家の中に人がいないのが寂、森の中は淋)現実が横たわっていることを見せつけられて、お酒でも飲もうかと思った。
ここ出雲市の新成人は、1,818人(人口172,407)で、日本全体は123万人(12,670万人)と比較すると、少なくはない。要は、この成人が地元に定着するかどうかである。首長や議員さんはこの一点で頑張ってほしい。私が水戸のご隠居だったら何とでもしてあげれるが、年金生活者ではいかんともしがたい。

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