過去の記事を見ると、中国の感染者が10万人を超えていないのが不思議だった。今回の報道で、無症状の感染者が4万3千人を超えているという数字が出てきた。
現在の感染者は8万1千人というから、合計すると12万4千人余りになる。素人判断でも10万の大台には達していたので、もやもや感がすっきりする報道だった。そして、中国政府の力強い政策によって、それ以上の拡大は阻止できたという事実は揺るがない。こういう事実が出てくると、何となくほっとする。即ち、感染者数が5割方少ないが、それ以外は当局の報道が真実に近いものだったという安心感である。
現在は、イタリアやスペイン・ドイツ・アメリカと軒並み拡大化が止まらない状況である。特に死亡者の多いイタリアが心配である。オリンピックに翻弄されている国もあるが、何とか一致協力してウイルスの封じ込めに、G7といわず全世界が立ち向かわなければならない時である。と同時に、この3年の間に、トランプによって壊された世界の秩序を取り戻す契機にしなければならない。
そして、隣国同士で喧嘩ばかりする東洋の2国には、そのトップがもう少し大人になって欲しいと世界が願っていることだろう。
【過去の記事】
2/2追記
【香港大学が武漢市での感染者数について、1月25日までに 7万5,800人あまりに達したとの推計値をイギリスの医学誌「ランセット」に発表】
★日本人206名中3名が感染していた⇒1.5% 武漢市1,090 万人 1.5%とすると163,500人、1%としても109,000人だから、香港大学の推計値も的外れではなさそう。
【日経メディカル】
*2月3日時点の累計患者数は2万438人。重症例の割合は低下傾向にあり、 同時点で13.6%だった。また致死率は2%台で推移している。
*英国の大学が予測をアップデート。武漢市の感染者は、1/1~1/21に1万1341人が感染し、2/4までに19万1529人が感染していると推定。