47 RONIN

「47 RONIN」を観てきました。
ちょうど明日、赤穂浪士の討ち入りの日です。

私が小さい頃、毎年この時期になると決まったように映画やTVドラマの「忠臣蔵」が公開されていました。
俳優は違えども、繰り返されるストーリーは全部覚えてて、要は47士の中でクローズアップされる人物が違うだけです。

それがハリウッドの監督がこの日本ではあまりにも国民に浸透している「忠臣蔵」の解釈を変えて映画化しているわけです。

キアヌ・リーブスはスピードやマトリックスでは好青年を演じてましたが、今度は異邦人の間に生まれた鬼子（ハーフ）役。魁（カイ）。

縁あって赤穂藩で育てられるのですが、藩の没収で奴隷として長崎に売られてしまいます。
彼の脇を固めるのが大石内蔵助演じる真田真之、吉良上野介演じる浅野忠信、浅野匠守の娘・柴咲コウ、吉良の家臣の妖術師、菊池凜子。大石主税は赤西仁。
浅野匠ノ守はやはり、ミカが成人なのでそれ相応のお年寄りに設定されていました。
何カ月間の外国でのロケだったらしく、風景は日本とは程遠い異質な感じはしますが、これも別に日本の原風景に合わせなくともいい。そういう解釈なのだから、CG画像もいっぱいでてくるし、ロボットのような怪人も出てきます。

しかしながら、真田真之を初めとする日本人の俳優たちが殺陣を教え、いろんな意味で部屋の造作など日本らしさの意見が反映されたために、中国のような日本ではなくて、素直に見れました。
城のちゃちいのにはあきれましたが…

真田真之さんて、「ラストサムライ」でも堂々としてましたけど、いい国際俳優になりましたね。

柴咲コウもいかにも日本人ぽさがでてましたね。
吉良上野介演じる浅野忠信さんはこれまでと違ったいやらしさが出てて怪演でした。