先週の土曜日、BS放送で「男はつらいよ 寅次郎紙風船」が放映されていました。筑後地方が舞台で、地元の水天宮もロケ地になっていました。水天宮に参拝するのは初詣以来です。
秋の大祭の日、寅さんは参道脇の露店で啖呵売をしていて、音無美紀子扮するテキヤ仲間の女房光枝に声をかけられます。映画では田主丸や秋月城下、菱野の三連水車や柳川の沖端漁港など、私がよく通っている身近な場所が画面に登場します。
コロナ禍の影響で、今年はどこの神社の祭礼も神事だけの簡素なものになりました。長い歴史を持つ水天宮花火大会も中止になり、露天商の人は大変だったでしょう。
拝殿です。
水天宮は筑後川の河畔にあります。寅さん映画で神社のシーンには祭礼がつきものです。この作品でも祭の様子が再現されていました。映画では、崖の上の境内に祭りの吹き流しが翻っていました。
境内社の真木神社横ではコンサートが行われていました。この神社には水天宮の神官だった眞木和泉守が祀られています。近頃は神社やお寺でマルシェなどの色々な催しが行われるようになりました。
私は音楽に詳しくありませんが、曲はブルースのようです。熱心なファンがいて演奏家と聴衆に一体感があり、独特の雰囲気を感じました。
秋祭りの季節を迎え、各地の神社では行事や催し物の縮小などコロナ対策をしながら、伝統的な祭りを継続しようとしています。人がお互いに距離を置く新しい生活様式ではなく、悪疫退散を願って普通の社会生活に戻りたいものです。
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