帰省余話 帰省2010.08.15.-18.

余話1

帰省前にマコちゃんから、私たちが小学校時代に行った「大高森ピクニック」の写真数枚のコピーを送ってもらっていた。マコちゃんは今夏の帰省の際に女川の実家の押入れからこれを発掘したようだ。

私は今回の帰省でこれを持参、15日に兄や母に、16日の一周忌終了後の大文字屋2階での歓談の際には、矢本や女川のおんちゃんおばちゃんたちに見せた。モコちゃん、マコちゃん、兄、私、淳こちゃんらが写っている。私たちが幼いのもそうだが、おんちゃんたちの「若さ」に驚愕！(当たり前ですが)　エネルギーに満ちている。顔が「濃い」！

マコちゃんの話だと活版屋の法事のついでに行ったとのことで、私は、水だけを入れた円筒状のリュックサックを初めて見て驚いたこと、その時お昼に頂上で食べたナメコ汁の美味しさがとても印象に残っている。

また、写真に池のような湖のようなものが写っていたので、何かと思い、大高森付近を地図で調べてみると、大高森は奥松島の一角宮戸島にある山で、現在その付近には奥松島パークラインという道路が通っている。大塚からもかなり近い。大高森の地理的な位置はまったく知らなかったので、ちょっと発見だった。どうやって行ったか覚えていないが、野蒜から歩いていったのだろうか。


＊　　＊　　＊　　＊　　＊


余話2

8月17日の付記で触れた三軒茶屋のイタリア料理屋のことが気になったので調べてみたところ、正式な店のお名前は「トラットリア　トッポジージョ」で、実は閉店していた。(「トラットリア」はイタリア語で比較的小さな大衆的料理店のこと。)そのサイトにお知らせとメーッセージがあったので、そのアドレスをここに載せておく。

＞http://www.elisa-masiani.com/

ニニ・ロッソと共に演奏旅行をしていたというマスターはピエーロ・マシアーニさんといい、すでに亡くなっていた。最近までママのエリサ・マシアーニさんが店を切り盛りしていたそうで、そのあたりの経緯はこちらに載っていた。

＞http://www.geocities.jp/topoelisa/yakusoku.htm

お店の料理自体は、実質的にエリサさんのもののようである。

このお店には20代の頃にOくん(近所の同級生)と一緒に訪れている。

Oくんの家は私たちが小学校時代に、イタリアンレストラン「トリオ」というお店(これも規模的にはトラットリアに近いだろう)を中央2丁目11あたり(現在の三陸の味処・浜長さんの向かい側)でやっていて、大文字屋でも納品していたので、家族で食べに行ったことがある。2階席で、テーブルの真ん中に周りを藁(わら…たぶん麦藁だろうか)で包んだイタリアンワインの空壜が置かれ、その上に蝋燭を灯して食事をした。何とも雰囲気があった。たしかO君の話によると、「トリオ」はその当時では珍しいピザを出す店で、これは石巻に限らず1970年頃としてはかなり珍しかったはずで、世の中の認識がピザなる食べ物の存在に追いつくまでは、さらに10年かかったのではあるまいか。Oくんの住まいはこのお店の中にあったので、彼の家に遊びに行くとチーズやバター、小麦粉やトマトピューレの濃厚な匂いがした。

この時と同じ藁のついたイタリアンワインの壜を見つけて「懐かしい」とマスターに言うと、「昔はみんなこんなだったよ」と言っていた。マスターは自分の両親は日本人とイタリア人であると言って「私はダブルだよ。ハーフ(半分)だと少ないみたいだろ。だから私はダブルなんだ。」と陽気に言っていた。

実は私が住んでいた三軒茶屋のマンションはこの「トッポジージョ」の入っているビルの隣だったので、エリサさんの姿はよく見かけていた。「トッポジージョ」はとりあえず閉店されたそうだが、彼女の手料理を食べる機会はあるかもしれないとのこと。期待したい。


＊　　＊　　＊　　＊　　＊


余話3

デジカメで撮った写真は現在編集・印刷中である。というより、Nikonのサイトからソフトをダウンロードしたり、今まで持っていて使っていなかったプリンタを押入れの奥から引っ張り出してマニュアルをダウンロードしたり、諸々の準備をしている状況である。プリンタのインク調整など結構面倒なものである。今回の帰省での反省点としては、一周忌の際に遠慮気味に撮影したが、もうちと図々しく撮りまくればよかったということ、それと「豆千代」訪問の際にカメラを持参するのを忘れたことである。まあ、まずは写真をプリントアウトすることである。できたらこちらに掲載したいと思っている。