うちの母は末期がんです。
余命宣告された日から1か月近くたった時は、家で比較的元気に過ごしていました。
しかし、顔色は日に日に悪くなっており、ちょっとまずいかな…と思い始めてしまっています。
一応洗濯物を干すことはやっているようで、たまに見に行っているのですが、その美しさは健在でした。
お母さんはまだ若いので、出来ればもっともっと長生きして孫が成人するまで見守ってもらいたかったですが…。
覚悟をするときがきたようです。
主人の母親なので、正直どこか人ごとになってしまっている気はしています。
だから、本当は私も会いに行きたいのですが、ことあるごとに主人を実家に行かせるようにはしています。
何かたくさん野菜が手に入ったら、主人に持って行ってもらうようにしている市、何か書類をわたさなければいけないときにも、主人に持って行ってもらうようにしています。
主人は本当のところ、どう思っているのか気になります。
男だからか、自分の今の心境を言ったりはしないんですよね。
私以上に不安に思っているのかもしれません。
主人が実家から帰ってきたら「様子はどうだったか」を聞くようにしています。
いつもは元気そうだった、と一言いうだけでしたが、先日野菜を持って行ってもらった時は「ちょっと顔色が悪かった」と言っていました。
たまたまだったらいいんですが、もう余命宣告された日も過ぎてしまっいるし、いよいよその時が来るのかなと暗い気持ちが心を支配してしまいます。
本当はこの気持ちを主人に言いたいのですが、辛いのは主人の方ですよね。
今までさんざん迷惑をかけてきたのですから、その分親への感謝の気持ちは大きいでしょう。
私なんかよりも、もっと苦しんでいるのかもしれません。
口に出さないし、顔にも出さないですけれどね。
その気持ちをくみ取っていかないと、私が不安を口に出すことで、主人の心が崩壊してしまってはダメですよね。
でもやっぱり不安は募ります。
今後、お母さんがいなくなったことを考えると、不安でたまりません。
もうちょっと私がしっかりしないと…