ゆるふわ屋。 - 鏃キロク・若林浩太郎のブログ -

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ぼくらの。 漫画版を読んでみました

2007年05月05日 17時55分40秒 | レビュー
ぼくらの 1 (1)

小学館

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レンタルコミックで
「ぼくらの」漫画版を借りてみました。

打ちひしがれる内容です。


アニメでやってるから、新作コーナーにあるかと
思いきや旧作にひっそりと4巻までしか
ありませんでした。

せ、せめて5巻まで~!

とりあえずゼンブ読んだけど、
次々に人が死んでいきます。

エヴァンゲリオンとバトルロワイヤルを足して
2で割った感じでしょうか。

載ったら死ぬロボットに搭乗して
地球を襲う謎の生命体15体と戦う契約を
そうとは知らずにしてしまった少年少女たち。

誰かの意思なのか、ランダムなのか。

選ばれていく子供の過去や背負ったものを
描いていく……という手法はバトルロワイヤルに
似ているけど、基本的に子供たちは対立していない
という点が違いでしょうか。

あとは、そのロボットはナニなのか。
謎の生命体はナゼ、地球にやってくるのか。

そういった謎をメインにして引っ張るのではなく
子供たちが「どう死と向き合うか」を通して
カタルシスを表現してる感じです。

シチュエーション勝ちって 言ってしまったらそれまで
なんですけど、惹きこまれてしまいます。


この作者……鬼頭莫宏さんの漫画は
一度「なるたる」でアニメ化されてるんですが、
そっちは途中までしか観てません。


OPはガンダムSEEDの1stED
「あんなに一緒だったのに」でSee-Sawの
ヴォーカルとして歌っていた石川さん。

歌詞もいいです。歌声も好き。
ちょっと書いたら、このblogの検索キーワードで
けっこう飛んできて驚いています。

アニメ版が全26話で完結だとすると、
確実に原作より先に終了します。

「子供たちを救っていいか」そう作者に訊いた
監督の真意やいかに。
楽しみです。