ゆるふわ屋。 - 鏃キロク・若林浩太郎のブログ -

シナリオライター若林浩太郎のblogです

少し吹っ切れた

2006年07月31日 09時08分17秒 | 雑記
ここ数日、仕事が思うように進まずモヤモヤしていました。
でも、結果的にあることに気付いて。

今まで出口の見えないような苦しい思いをしてきたことは
沢山ありましたが、それを乗り越えたあとには
必ず成長を実感したものです。

あとはこれを、結果に反映できれば……
まあ、そうカンタンに上手くいけば
人生苦労はしないわけですが、あはは。

頑張っていこう。

時をかける少女(レビュー:映画 アニメ 監督:細田守)

2006年07月31日 09時07分39秒 | レビュー
22日、土曜日。

私が住んでいる大阪で「時をかける少女」が封切られました。

これは筒井康隆原作の小説を映画化したものです。

ですが、これそのものは何度となく映像化されているらしく、
実写で映画化されたものを思い出す方も少なくないと思います。

私は昔の映画の方は観たことはありませんし、
原作も読んでいませんので
今までのものと比較することはできません。

では、どうして観に行ったかというと。
単純に連れに誘われたからなんです。

連れはコノ作品の監督を尊敬しており、
私も同監督の作品を観て感嘆の声を漏らした覚えがあります。

初代「デジモンアドベンチャー」の劇場版を
手がけており、連れの家でDVDを観た時に
「こんな短い尺でまとめるなんて!」と驚いたものです。

興味のある方はどうぞ、面白いですよ。

さて、話は「ときかけ」に戻って。

大阪で上映されているのは一箇所だけのようです。

梅田ロフト地下にある劇場、
テアトル梅田で観ました。

当日、2回目の上映に行った私たち。

なんとかチケットを買えたものの席数残り8、
観にくい場所になるのは仕方ないか、なんて言ってたら。

後述のイベント内で監督が話してる目の前に座ることになりました。
偶然です、目の前30cmくらい?

さて、観客が整理番号とチケットを手に待っていると
こっそりと監督登場、端っこの方で名刺交換開始。

私は週刊アスキーのインタビューを見ていたので
顔は知っていたんですね。
その写真と同じ格好でしたし。

私「おや? あれ監督の細田守さんじゃん?」
友「えっ……あの人かな。もっと陰気なイメージがあるんだが」

失礼な(w

上映スケジュールを貼りだした表を見ました。
何かしらイベントがあるとのことで、
それに合わせて監督が来たのだろうと推測。

そして入場。
席が全く空いてません。

仕方なく最前列に座ると、立ち見の人達が
ワンサカ入ってきます。

私「ここって立ち見アリだったっけ?」
友「さあ……」

イベント開始、主人公の「まこと」の
イメージガールコンテストということで
3人の女子高生が前に出てきました。

司会の、配給である角川ヘラルドの方が
「好みじゃなくてイメージで選んで下さいよ」と
観客に注意しているが、しかし。

友「まだ映画みてないのに、イメージって言われてもなあ」

確かに。

私はコンテストというよりも、
芸能界への登竜門みたいなものかと勝手に勘違いしていました。

なので、見た目の好みよりも
芯の強そうな印象を受けた子を選びました。
偶然ですが、私が選んだ人がグランプリに選ばれてました。

グランプリの子が貰ったのは
iPod、準グランプリの子(2名)が貰ったのは
iPod nano。

女子高生に違い分かるのか!?

とか思いつつ、会場を後にしようとしたら、
みんな監督に握手して、
一声かけてから出ていってるではありませんか。

便乗しちゃおう、ということで
監督に握手して出て行く私と連れ。

で、肝心の映画ですね。

面白かったです。
良かったですよ。

傑作、っていうと言い過ぎかもしれませんが
監督が言っていた通り「楽しんで作った作品」だったというのが
ヒシヒシと伝わってきました。

観ながら笑い、
途中でグッときて
挿入歌の流れるところではウルっときてしまい……。

起きることの全てはすごく狭い……
等身大の高校生が日常で移動する範囲内に
留まります。

しかし起きたことは現実にはあり得ない、
たった一つの「if」。

もしも……もしも、
時を超えることができたなら。

考えますよね、
もう会えない亡くなった人に
もう一度会いたいだとか。

また、バックトゥザフューチャーみたいに
競馬の結果が書かれた本を手に入れたいだとか。

でも主人公の「まこと」(もちろん女の子です)は
そんな事は考えない。
そんな発想は全くこの映画の中にはないのです。

思い出してみて下さい。
高校生の頃、今のように世界観は広かったですか。

学校というものの中から常に世間を見ていて、
そこには予定調和のように繰り返される毎日があって。

恋をした人、
泣いていた人、
何かに打ち込んでいた人……
それぞれ違ったけれど
一生懸命生きていたはず。

もし貴方が否定しても、
間違いなく……きっと。

そんな時期。

一生懸命に、
無鉄砲に、
一直線に、
底抜けに明るく、
そんな少女が時を超える力「タイムリープ」を
手に入れてしまいます。

それは偶然か、必然か。
しかしながら、それによって
「毎日」は違った形を見せ始めます。

でもそれは、どこまでいっても毎日の中に、
日常の中にあって、メビウスの輪のように
非日常をくぐっても最後は戻ってきます。

それを見た時、
この映画を観た時、
皆さんがもし「夏」という言葉に
懐かしさ……郷愁、
寂しさ……寂寥感、
そういったものを覚えるなら、
その正体に気付くハズ。

あの頃には帰れない。
でも……。

惜しむらくは、この映画が
余り多くの劇場で上映されていないこと。

キャラクターデザインは、あの
「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行さんですし、
もっとプッシュされててもいいと思うんですけどね。

ゲド戦記が評判悪いですし、
うーん……。
(観に行ってから私は判断しますが)

中でも、特にお勧めしたいのは主題歌

奥華子さんというアーティストが
主題歌と挿入歌を担当しています。

HPで試聴も出来ますので、
これを聴いてピン! ときた方は
観てもいいかもしれませんよ。

ただリンクしてるOHPでは
サビに入ったところで途切れてしまう。
なんでやねん!

私がよく利用している音楽販売系のDLサイト
Moraでもあったので、早速買ってしまいました。
いつもWebMoneyで買ってます。
クレジットカード恐いので。

発売してはいけない(レビュー:NintendoDS用ソフト メタルサーガ ~鋼の季節~)

2006年07月25日 20時47分53秒 | レビュー
メタルサーガ ~鋼の季節~

サクセス

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はい、久しぶりのレビューです。

今回は今、大人気のハードNintendoDS(ニンテンドーDS)用の
RPG「メタルサーガ ~鋼の季節~」について少々。

元々、このタイトルは
メタルマックスと呼ばれておりました。

ファミコンでコンスタントにヒットして、
スーパーファミコン版の2で大人気を博しました。

ゲームの特色としてあげられるものの一つに、
世界観があります。

共通して「北斗の拳」のような荒廃した
未来の世界が舞台となり、そこでプレイヤーキャラは
「戦車」を武器に戦います。

しかし戦車はタダでは手に入りません。
人間用の装備も必要です。

その世界で強さを得る為に必要なのは、何と言ってもお金。
お金を得る為にプレイヤーは賞金首を狙います。

賞金首は個性溢れるキャラばかりで、
出現場所や出現条件、強さなど様々です。

時には戦車を降り、人間でしか入れない場所で
賞金首と戦うこともあります。

また戦闘中に戦車を乗り降りするなどの
メリハリの利いた味付けによってスリリングな
戦いが楽しめるわけです。

逆に言えば、非常に厳しいバランスに
仕上がっている部分もまた否めません。

そのメタルマックス、長い間
ずっと続編が出ておりませんでした。

GBA(ゲームボーイアドバンス)で
1と2をリメイク(移植?)したものが
発売される予定でしたが、
結局なくなってしまいました。

というのも、版権を持っていた
データイーストが倒産やら何やらで
「メタルマックス」という名前で
発売できなくなってしまったという話もあったり……。

詳しくはコチラ

で、別モノとしてPS2版が発売され、
今年6月……待望のDS版が発売と相成りました。

し・か・しッ!!!

ファミ通でレビューを見て、
嫌な予感はしてました、確かに。

ファミ通のクロスレビューは全くアテになりませんが、
中身の文章に共感できるものが含まれているのも確かです。

まず、操作性。
DSだからってんで、タッチペンでしか操作できません。
まずこの時点で致命的です。

なぜならこのゲームは
斜め見下ろし型(クオータービュー)の
2DRPGだからです。

RPGに限りませんが、
そこに表示されているもののどれが
プレイヤーにとって意味のあるオブジェクトかというのは
「試してみないと」わかりません。

ドラクエなら、タンスを調べて
メダルを手に入れたりしますよね。

今作品でも調べられるものだとか、
触ることによってストーリーが進むものとかが
あるのですが……タッチペンで操作するために
非常にわかりにくく、それだけで「詰まって」
進めなくなってしまいます。

そして、このゲームの何と言っても
最悪な部分はバグの多さ、
致命的なバグの多さ、
仕様バグの多さ。

私、結局ラストダンジョンで放棄して
やめちゃったんですけど。
それまでに、1プレイヤーの目から見て
100以上のバグが御座いました。

その中にフリーズバグもありまして、
その時点で商品価値という見方をすれば
ゼロです。

ゲームの出来云々を問うまでに
至っておりません。

このゲームは企画・プログラム・グラフィックなどが
全く別の会社によって作られて、
それをなんとか繋げたような印象を受けました。

ゲームタイトル前に表示される
会社名が4つもありますし。
(販売のサクセス、クレアテックを除けば2つ)

DSということで、
いつでもセーブができるのですが
一度ロードしてしまうとその「中間セーブ」は
消えてしまいます。

ところが、そんな風にプレイヤーが
「ゲームを進行させているつもり」で操作していても、
既に仕様バグの中にハマっていて、
どうやってもダンジョンを出られなくなっていたり
することも少なくないんですね。

そんな致命的なもの以外だと、
宿屋で寝るとエレベーターの前で目覚めたり
宿屋で寝ると違う部屋で起きたり、
画面端までキャラを動かさないと
次のマップに移動できないのに
タッチペンなので至極面倒だったりと散々な結果です。

最後に、ひとつ。

お金を出して買った人間として、
これは訊いておかねばと思い販売のサクセスに
電話したことがあります。

「バグが修正されたものと取り替えてもらえる可能性はありますか」
「バグを修正したものを作成する予定は今のところ御座いません」

この時点で、2度とサクセスのゲームは
買わないと心に強く刻みました。

どうやら、言い訳するつもりもないらしいです。

雨、降りすぎだろ

2006年07月23日 19時36分26秒 | 雑記
九州とか、どえらいことになっとりますな。

こちらは関西なので大きな被害が出ておりませんが、
河川敷まで水位が上昇したことのない近所の川も
余裕でオーバーし、周辺が歩けなくなっていますよ。

いつもは犬の散歩とかで来る人が多くて、
犬好きの私としては見てるだけで和めたりするのですが……
いやいや、そんなのもうムリです。

日本という国は
洪水とか水害とかには縁遠いものだという
勝手な思い込みがあった私。

比較的、周辺諸国に比べ治水が
行き届いていると思ったのですが
今回みたいな規模のには通じませんね。

だって1000ミリですよ、
降雨量!

怪我の功名とか、あってくれるといいなあ。
棚から牡丹餅式に。


それはさておき。

「炎人」5巻、無事に手に入りました!

期待できる人だと思うので辛口なことを
言っちゃうと……、
当り障りない程度で書いてる感じがするなあ、
最近のこの作品は。

目的と手段が入れ替わっているというか、
連載を続けるために、過去作者が扱っていた
心の傷や病といったものを使ってる感じがして
残念なんですよ。
あくまで1ファンとして。

さてはて。
いつ見ても、作者の東山むつきさんは
性別不明だなあ。
まあ、女の人っぽいけど。

以前コミックスで書いていた
病気がマシになっているなら、
それに越したことはないんだろうけどね……。

でも、この作者の漫画は買い続けますよ!
なんだかんだで、やっぱり好きだから。

炎人 5巻 売ってねぇ!

2006年07月21日 15時49分43秒 | 雑記
炎人 5 (5)

秋田書店

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くっそ、悔しいな!

仕事が忙しいからって引きこもってると
気が滅入ってくるので昼飯を食べに外に出たついでに。

大きめの本屋に立ち寄り、
買うつもりだった本2冊を探してみる。

「しおんの王 4巻」
あった!

「炎人 5巻」
無ェ……店員さんに訊いたら以下の返答が。

「入荷はしたんですが、数が少なくて。
売り切れちゃったみたいですね」

むがー!!

これで3軒目ですぞ! 雑誌がマイナーだから仕方ないのかな。
Amazonで頼もうにも、1500円以下は送料ついちゃんだよね。

仕方なく「鋼の錬金術師 14巻(通常版)」を
買って帰りましたとさ。トホホ……