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(ゲーム) 海外からのIP遮断について

2009年07月01日 09時18分44秒 | ゲームの規制問題について
ゲームとはいっても、
今のところは分野が限定されています。

そう、最近何かと話題になっているエロゲーについてですね。


このようなニュースが「痛いニュース」に載っていました。

エロゲメーカー「minori」が海外からのアクセスを遮断、英語圏の人間発狂


そして「Game*Spark」では、このように報道されています。

「自国のゲームで遊んでください」日本の18禁ゲームメーカーが海外からのアクセスを制限


どうして、これらの記事を取り上げたのか。
もちろん、一業界人として言いたい事があるからです。


理想論になってしまいますが、
海外の人もお金を出して 買ってくれるなら販売してもいいと思います。
お客様は神様ですからね。それで、問題にならないのであればです。


・海外のエロゲーファンはお金を出してない?

記事を読んだ限りでは、外国の人達の殆どは
商品を購入していないだろう、と指摘されています。

データだけを様々な方法で手に入れて遊んでいる、というわけです。
それが本当なのか、そうでなく購入しているユーザーが要るのかどうか
私には分かりません。


ただ自分も国内販売できなかった、
海外の魅力的なゲームを購入して遊んだ経験があります。

海外の商品を取り扱っているサイトはありますし、
店舗で売っている場合もありますから。
だから「全員が違法なやり方でデータを手に入れてる」とは言い切れないと思います。

まあ、これはどちらかというと「そうであって欲しい」という
私の願望に近いものでしょうかね。


・理屈の通じない相手

話を戻しますと、日本製のエロゲーを海外向けに
公に販売すれば問題視されて、叩かれるのは分かっています。

何故かって。
販売してなかったのに、外国のとある団体に叩かれたのですから。

私が事実関係を把握したソース元はコチラ


・理想論だとしても

ですが、もし海外のファンが日本のエロゲーに対して
「愛」を持ってるならば 一緒に考えて欲しいのです。

どうしたら前へ進めるのか、違う国に住む者だからこそ
違ったやり方で方法を模索できるのではないか・・そう思わずにはいられません。


・海外ファンへのメッセージ

海外IPから遮断され、憤りを感じている皆さんに言いたい。
問題が起こっているのは、ご覧の通り日本国内です。

でも、それが問題であると言い出したのは
紛れもなく国外の方なのです。


日本人だけでなく、お金を払うのであれば、
どのユーザーにだって遊ぶ権利があると私は思っています。
その自由・・権利の裏に、リスクがある事を忘れてはいけません。

対価を払わず、リスクを冒さずして権利のみを主張するならば
何の為の自由でありましょうや。


これまでと同じように、海外ユーザーが権利のみを主張し続けるならば
溝は深まる一方です。

そして、日本が誇るコンテンツも徐々に徐々に、
ですが確実に追い詰められていくでしょう。
それが悔しくてなりません。それが悲しくてならないのです。


・メーカーさんの勇気

そして海外からのIPを遮断したメーカーさん。
正直、勇気が要る決断だったと思います。

やっても何か言われるし、何もしなかったらされるがままだし。
なら、何かしてから後悔した方がいいですよね。


・自分たちの未来を守るために

次の選挙で、どこの誰に票を入れるのも個人の自由です。
(色々な問題があって投票権がないとか、そういうのもあるでしょうけど)

でも住所があって、成人してれば誰もが投票できます。

情報が錯綜していますので、アニメやゲームといった二次元の娯楽を
本気で守ってくれるのは、どの勢力なのか。どの立候補者なのか。
因果関係を把握するのは非常に難しい状態です。

でも、何もしないで後悔するよりは
投票してから後悔した方がいい。私はそう思います。




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