小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

大人の修学旅行~待ってろ甲子園~ しょの4

2009-09-05 23:07:27 | それゆけ乗り鉄トラベラーズ
さて、夏休みの宿題をさんざん積み残した大阪遠征のレポートも、こいつが最後です。
今回は8月9日の大阪ドームの檻ッ鉄対ロッテ戦…というところから。

過去ログを探してくるのも面倒くさいという、秋の夜長にぴったりのあなたへ、過去ログのリンクはこちらからどぞ~。

大人の修学旅行~待ってろ甲子園~ しょの1

大人の修学旅行~待ってろ甲子園~ しょの2

大人の修学旅行~待ってろ甲子園~ しょの3

さて、阪神なんば線ドーム前駅の階段を上がったら、鉄モードからマリーンズモードへ切り替えよう。
雨は降ったりやんだりで、正直傘は差したくないのだけれど、止んだと思ったら時折強く吹き付けるので困った困った。
しかも球場近辺はタイル貼りなので、一雨降ろうものなら滑る滑る。こんなところで不意にどこかを打ち付けてケガをしたところで、誰も救ってはくれないし、元より病院もどこがやっていることやら…。
今日は「ICOCAデー」とやらで、ICOCAでチケットを買うと、内野自由席が半額の1200円になるそうで、観戦仲間の陀羅尼助丸兄さんと待ち合わせをした内野自由席入口の6番ゲートで待ち合わせをして合流。チケットを手にし、2005年3月以来、まる4年半ぶりの大阪ドームへと足を踏み入れる。
「ICOCAデー」と同時に、この3連戦は、檻ッ鉄は「大坂夏の陣」と銘打って、スタジアム中を、炎のごとく真っ赤に染め上げようという企画で、入口ではなんとまあ太っ腹なことに、赤い檻ッ鉄のユニフォームを配布。しかもこれが「先着20000名様」というから、さすがオリックスは太っ腹!金持ち!カネの(以下自主規制)
さすがにおいらは着ることはできないが、コレクションにももってこいだし、なんとなれば部屋着にもなる(笑)ので、有り難く頂戴することに。今じゃあパリーグファンが一堂に会するイベントは、東西対抗がなくなったあおりを受けて、オールスター以外はなくなってしまったけれど、そんなイベントがもし復活開催された時には、こいつに袖を通すのも吝かではない(笑)。まあ、あくまで他球団のユニなので、部屋着以外はそうそう人前で袖を通す物では無いのだが。
本当は大阪ドーム中をくまなく回っておきたいところだけれど、おいらの来る時間が悪すぎて、あまり回れる時間が無かったのはなんとも。場内にグッズ売場があれば、ちょっと覗いていきたかったが…。

観戦仲間の元へ合流し、一息ついたらもうスタメン発表のお時間。

まずはマリーンズ。



サードに塀内が入って、先発は唐川。

そして、「大坂夏の陣」の檻ッ鉄。

スタメン紹介から、いきなり画面が真っ赤チン仮面。



選手が皆さん鎧を着て火をつけられておりますw

で、これが噂の当て字スタメン。
ローズ。



ホセ・マヨ・フェルナンデス。



ちなみにカブレラは台湾時代の「亜力士」だとか。

大阪ドームを真っ赤に染めろ!



これだけ真っ赤で、スタジアムも真っ赤チン仮面なユニを配り放題なのだから、当然スタンドは一部の黒地域を除いて真っ赤っ赤。なんだか「ご覧のプロ野球中継は一部の地域を除きまして時間を延長してお送りします」の「一部」やね、マリーンズのエリアは。



っつーか、これって、

そのまんま近鉄バファローズじゃん。

そいえば、大阪ドームが出来た直後あたりに、真っ赤なビジユニがあったよね…。

さて、ゲームです。

檻ッ鉄は相手先発の小松の立ち上がりが、目に見えてよくありません。
立ち上がりを攻めて、サブローの2ベース、大松のタイムリーで先制、その後井口もヒットで出るものの、立ち上がりを捉えきれず1点止まり。
対する檻ッ鉄は、今日レフトスタメンのバーナム画伯に完全に狙いを絞ったかのようなバッティングで、大引のレフトを狙い打ちした3塁打(というよりは、右打ちだからレフト方向に飛ぶんだけどねw)のあと、しっかりカブレラがレフト前であっさり同点。
2回表には、ベニーがレフト前、バーナム画伯がしっかり送りバントを決め、さあ小松を捕まえようぜ…という場面になって、塀内、西岡と連続三振。
おやおや、この辺りから風向きが少々おかしくなったか。
唐川もぴりっとしない内容で、直後の2回裏には大村のセンター前で勝ち越しを許し。
序盤で小松を捉えきることが出来なかったマリーンズ、勝ち越しを許しながらもアジャストしてきた唐川。
徐々に試合展開は重くなる一方…。
おまけに小松が尻上がりに調子を上げてきて、マリーンズ打線を3回から8回までパーフェクトに抑える有様。
対して唐川も、3回以降は檻ッ鉄を2安打に抑える内容で、お互いに意地でも点をやらないぞ…という、意地と意地のぶつかり合いで、ニュートラルな立場で試合を観ていればとても面白い試合ではあるけれども、肩入れしている立場にとってはかなり辛い展開に。なにせ下手に動けば負けそうな気配すら漂うのだから。
マリーンズは唐川を7回で諦めて、8回からは内を投入。内もピシャリと3人で抑える好投。
このまま試合は動かずに終わるか、動かしてひっくり返すのか…。

9回表。
1死からサブローが、実に22打者ぶりのヒットを放つと、試合は大きく動いた。
まさかヒット一本で、これほど試合展開が動いてしまうのか。
おいらは「マリーンズからヒット一本が出れば、試合は動くだろう…」と、土壇場でもある種楽観的な予測はしていたが、まさかこんなことになるとは…。
続くバッターは大松。

まさか…。

打った瞬間にスタンドインキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!

なんとなんと値千金の逆転2ラン!!

ヒット一本出れば試合は動くとは、予想はしていたが、正直3番4番で逆転とまでは、さすがに予想しなかったぞう…。
しかも逆転なんて…。
同点の目までは予想していたけれどさ…。・゜・(ノД`)・゜・。

9回裏もブライアンがしっかり3人で締めて試合終了。
4年半ぶりの管理人大阪ドーム観戦白星が転がり込んで来ちゃいました。
ついでに言うと、白星が転がり込んだのは内くんも同様。
唐川につけてあげてもいいような気がするけれど、こればっかりは勝負のアヤなんで…。



え~。
ということは…ですよ。

10年越しに大阪ドームの勝率が5割になりました(^_^)v

1998年4月4日 対近鉄 ●(延長サヨナラ負け)
2003年6月15日 対近鉄 ●(延長サヨナラ負け)
2005年3月30日 対檻ッ鉄 ○
2009年8月9日 対檻ッ鉄 ○

しかも、大阪ドームは2005年に初勝利をあげるまで、実に7年もかかったからなあ…。

ヒーローインタビューの大松。



スタンドは、フラッグテーマがスネアドラムつきで2発も流れてお祭りムードです。



当日のニッカン式スコアはこちら。

さて、試合終了後は京都に移動して、京都で女子大生という名の陶芸生活を送っているクラちゃんと、2005年以来4年ぶりに再会することが決まっているので、まずは大正へ向かい、大阪環状線で大阪へ。
京都と言ってもピンキリで、京都駅近辺ならJR、河原町方面なら阪急、川向こうの東側だったら京阪が便利なのだが、クラちゃんが「四条あたりで打ち合わせが…」と言っていたので、四条ならたぶん河原町か烏丸近辺…ということで阪急での移動になる。
この大阪環状線がまたとんでもない糞ダイヤっぷり。
いくらなんでも、次の各停まで12分待ちで通過列車が3本ってどーゆー神経をしているのさ。
通過していったのは大和路快速とオーシャンアロー、ついで紀州路(関空)快速か。
確かにイベント時以外は通過しても十分なんだろうけどさあ…。
2本は許容範囲だけど、3本となるとさすがにしびれを切らすぞ。事実その待ち時間の間に内回りは各停が2本も来たし。やっ外回りがやって来たと思ったら、生憎201系orz せっかくだから、大阪ではまだまだ現役の103系に乗ってみたかったのに。
福島のラーメン屋で祝杯をあげるという観戦仲間とお別れし、一人大阪へ。
大阪で改札を出ると、昨日みたいに近場で花火大会のような大イベントがあるわけでもないのに、コンコース内外がなんだか騒々しい。
どうやら山陽本線内で踏切支障があったらしく、神戸線や京都線の新快速や快速を中心に、大幅な遅れが出ている模様。駅の案内放送も、「7番、8番乗り場は大変危険な状態になっております。コンコースでお待ち下さい」と、やや物騒な内容を流している。こちとらは阪急利用だからあまり関係はない。振替の客はなだれ込んできそうだけど。

さて、阪急に乗るからには特急、それも6300系がいいな…と思ったら…。

6300系キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!




おお、2004年10月の京都競馬遠征以来の6300系ですよ。
新車投入でかなり数を減らしている、2扉の6300系。
登場から34年、京阪の都市間輸送を担ってきた車両の風格は、未だ衰えることはなし。

このシートも重厚感たっぷり。



京阪間の都市間輸送も、平成初期を境に大きく変わり、京阪間ノンストップが当たり前だった特急やJRの新快速も、途中駅利用者の他社逸走が無視できず、例えば阪急京都線の如きは、今の特急の停車駅は、京都市内の一部の駅を通過するだけで、ほとんど20年前の急行と変わりがなくなってしまっている。しかも停車駅がどんどん変遷していった結果、阪急京都線からは「急行」という種別がなくなってしまった。この10年の間に、種別や停車駅がこれほどまでに大幅に変わりまくったのは、阪急京都線の他には、あまり例を見ないだろう。
待ち合わせの時間調整で、桂で20分ばかり暇を潰し、2300系にも乗っておくことにしましょうか。



阪急と言えば、この運転台。



阪急と言えば、この室内。



残念ながら、阪急の旧型車特有の、「ひゅわわわわわわわ…」というコンプレッサーの音を聞き逃したのだけは心残り。とほほ。
ちなみに、阪急2300系?2000系?のブレーキ緩解音とコンプレッサーの音は、くるりのセカンドアルバム「図鑑」にも収録されております(笑)。この音をなぜ岸田繁が選ぶのか、分かる鉄ヲタにしか分かりません(笑)。

待ち合わせの阪急烏丸駅で、多少の待ち合わせ場所の相違はあったものの、夕闇に包まれた京都の夕方6時半過ぎには、なんとかクラちゃんと合流。
なんとなく烏丸で待ち合わせしたけれど、飲むなら河原町まで出た方がいいよね…と、時折強く吹き付ける雨の中を、歩いて河原町まで移動すると、これでも同じ四条通でつながっているのかと思えるほど人通りが桁違いに多く、またけばけばしい。それはまあ、河原町に来る度に思うんだけど…。
こんなところで「京都独特のお店」など行ってしまうと高くつきすぎてしまうので、京都くんだりまできながら、某チェーン店の居酒屋に座を占めてまずは一杯。くは~。

二時間半ほどの歓談で、明日はまた陶芸生活が待っているというクラちゃんとお別れ。
おいらは夜行バスが発車する23時半前まで時間があるので、市バスで北大路まで回ってみよう。
目的は、くるりの名前の元となった、北大路ビブレのUターンマークだったのだけれど、夜10時ともなれば、ビブレが開いているわけもなく(笑泣)。まあ、今度また行くかね。
北大路まで行けば、市営地下鉄で京都駅前まで一本で行ける。市バス205系統で京都駅前まで戻るという手も考えたんだけど、前に一度使った記憶があるのでパス。あの時は205系統で北野白梅町で降りて、嵐電に回ったのかなあ…?

夜11時近くに京都駅前に到着。

4年半ぶりに京都タワーを拝みます。



高速バスが発着する京都駅八条口へ回ると、駅前がツアーバスの待ち合わせ場所になっていて、騒々しいったらありゃしない。
しかも目的のツアーバスが何台も入り乱れているので、目的のバスが着いたのか、受付をしているのかすら怪しい状況。
それに引き替え、乗り場が騒々しくない(場所にもよるが)路線バスはなんとよいことか…。

まあ、その路線バス乗り場も騒々しかったんだけどさあ…。

京都駅八条口も、高速バスが雁行しながら発着する時間なので、整理する係員がいるのだが、先発予定のバスの後ろについた、後発のつくば・水戸行き「よかっぺ号」が、整理係員の誘導を無視して客扱いをしたものだから、客扱い終了後に運転手と地上係員とで、関西弁とズーズー弁のバトルが勃発。

…すまん。
リングサイドで見ちった。

「お客さん優先やろうが、なんでうちら無視して客扱いすんねん」
「おめーの言ってること意味が通じねえっぺよ」

すまん。
微妙すぎてつい口元をおさえちった。笑いが出そうで。

そんなバトルをよそに、藤井寺始発の横浜・東京行き東北急行バス「フライングライナー」は、何事もなく出発。
眠れない時のために、念のためにハルシオンを手荷物で携行しておいたけれど、わずか2日の旅でも疲れが結構出たようで、バスが京都東インターに入った頃には眠りに落ち、時折激しくバスの屋根を叩くような雨音で起こされながらも、気がついたら横浜駅西口到着寸前だった。
そしてバスはほぼ定刻に東京駅八重洲通りに到着。



したらば大嵐。

しかも地元の最寄り駅から自宅に帰る道すがらで豪雨に遭い、旅の終わりは見事に下半身ずぶ濡れ。何も怪しいことはしてないのに。
どうやらバスの道中で激しく屋根を叩いていた雨雲が、一緒にこちらへ来ている様子。

こうして、つい2週間前には予定していなかった関西遠征、突然降って沸いた「大人の修学旅行」は、幕を閉じたのでありました。
現地でお世話になった全ての皆さん。
ありがとうございました。
また「大人の修学旅行」に行けるといいね。
次は何年後か分からないけど。

最後に私信ですが。
トップページの写真は、私から持ち主様お二人へのメッセージです。


 にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ 

  

あわせて読みたい

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます♪ (小馬太郎兵衛)
2009-09-06 19:54:08
お互いに見知らぬ同士ではございますが、こうして私めの駄文で、価値観や記憶の共有をなさっていただけるとは、最高のお褒めの言葉を頂戴したものでございます。
ブロガー冥利に尽きます…。
ありがとうございますm(_ _)m

実際には「大人の修学旅行」は、甲子園が終わった段階で、実はもう終わっているんですよね。高校時代を共に過ごした同窓生が、母校の名の下に甲子園に集い、村上くんのにやにやした笑顔(笑)とともに、我々も何事もなかったかのようにそれぞれに去っていく。

まあ、私は一人「余興」を楽しんでおりましたが(笑)。というか、そうでなければこの日程が殺されちゃう(笑)。
このタイトルは、もう一度、みんなで楽しく旅行できる日が来たらいいなという願いも込めて、つけさせて頂きました。
返信する
おつかれさまでした (JR京阪)
2009-09-06 08:37:21

いいなあ 大人のひとり修学旅行
今回のシリーズエントリーは自分と小馬さんが価値観・記憶を共有するもの
自分が生まれ育ち、現在も住む関西への無意識の思いを対象化させてくれるものでありました
8/9ドームや鉄に関する岸田繁の話などなど、コメしたいこと多すぎて、逆に略せざるを(笑泣)

あ、私も修学旅行とゆーには行くとこ限られるんですが、火~水に18キップでお出かけ 大人の遠足レベルでw
行先は、海浜幕張と武蔵浦和です♪

返信する

コメントを投稿