小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

ふんだりけったりグランプリ

2011-12-31 18:51:39 | 家族揃って明るく楽しい公営競技
昨日行われた競輪グランプリは、競走は別として、長塚がヤマコウに一発どてっ腹にお見舞いした勢いですっ転んでから、いろいろと事件が勃発したようです。

43歳山口が最年長V=競輪GP(時事通信) - goo ニュース
競輪の東日本大震災被災地支援KEIRINグランプリ(GP)2011は30日、神奈川・平塚競輪場で行われ、43歳の山口幸二(岐阜)がゴール前の混戦を制し、13年ぶり2度目の優勝を遂げ、1着賞金1億円を獲得した。

 山口は、2006年に37歳で制した有坂直樹(秋田)を上回る最年長優勝を飾り、年間獲得賞金を1億9765万3511円として、初の賞金王となった。

 2着は武田豊樹(茨城)、3着は浅井康太(三重)。長塚智広(茨城)と村上義弘(京都)が落車し、長塚は過失走行で失格となった。 


長塚がG1以上の決勝戦で落車するのは、今年に限ってみても何度目かと思うほど。
あの一撃で怯むどころかクルマが伸びていったヤマコウを褒めるべき。
今は競走体系の変化などもあって、マーク屋に一撃を食らわせて仕留める、或いは一撃を食らってもどこ吹く風…という番手戦がめっきり姿を消し、先行選手の後位がもつれる展開になると、番手で競り合った選手同士が簡単に落車して、後続を巻き込んだ大量落車に発展することも珍しくなくなった。
その中でも、一撃に怯むことなく逆にクルマが伸びたヤマコウは、まだまだマーク屋日本一の座を明け渡すにはいかないといったところだろうか。

長塚の自爆は…ね。

さて、深谷に2段駆けさせるという中部の作戦がまんまと当たって幕を閉じたグランプリ。
レース終了後はいろいろあったようで。

【競輪】女性カメラマンがけが GP表彰式後、カートにひかれる - MSN産経ニュース
30日、神奈川県平塚市の平塚競輪場で行われた競輪の「KEIRINグランプリ2011」の表彰式後、女性カメラマンが場内を回ったカートにひかれ、大腿骨骨折などの疑いで病院に運ばれた。女性カメラマンは、優勝した山口幸二選手を乗せて女性スタッフが運転したカートの前方にいて、避け切れなかった。

 またグランプリのレースで、落車選手が歩いてゴールする前に、ファン2人が金網を乗り越えてバンクに侵入する妨害行為があり、主催者は法的措置に訴えることを含めて検討するという。レースは重大な支障がなかったため、競走が成立した。


武田豊樹激怒!バンクにファン乱入/平塚 - 日刊スポーツ
GPのレース直後に、茨城県出身で武田豊樹(37=茨城)のファンという16歳と18歳の少年2人がバンクに乱入した。落車した村上が自転車を引いてゴールに向かっている最中に4角付近から約2・5メートルのフェンスを乗り越え、武田に走り寄った。すぐに係員に取り押さえられたものの、武田は「前代未聞だ。刺されるかと思った。管理不足だ」と怒り心頭。表彰式を拒否した。さらに表彰式の最後にはカメラマンがカートにひかれて救急車で病院に搬送されるアクシデントも。初日にはシステム故障もあり、後味の悪い開催となった。

 柳下伸開催執務委員長 この競走のために警備強化をしていたが、このような事件が発生し、ファンの皆様にご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。


ゴール後に客侵入、カートでカメラマンが轢かれるとか、もう踏んだり蹴ったりですな。
ゴール後の客侵入は、4角出口で先に触れた長塚の自爆に巻き込まれた村上兄が巻き込まれており、自転車を携行して歩いて入着を果たそうとする村上兄を映していた場内用のテレビモニターに、係員と追いかけっこをする客らしき姿がはっきりと映し出されていたのだけれど、あれはやっぱり侵入した客だったのか。
メインスタンドの特観席で見ていたならば、ことの一部始終がばっちり分かっただろうが、バックスタンド辺りに居たら、客と係員で追いかけっこをしていたなどとは分からないだろう。

これは武田が激怒するのは当たり前。
もともと競輪は昔は騒擾事件が多発していたギャンブル。まあ、昔はどのギャンブルも騒擾事件はどこにでもあったのだが。
今でこそファンサービスの一環で、金網を開けてメインスタンド前のファンに勝者挨拶ができるように設備を改良した競輪場もあるけれど、それはどうしようもないレベルにまで客が減ったからこそ出来るようになったファンサービスでもあるわけで、せっかく金網越しから金網の前に出てきてくれた選手が、また遠のいてしまうことにもなりかねない。
競輪の場合は、客がどうにも多すぎてスタンドでは入りきらず、やむを得ずコース内に客を入れてレースを行った例は1960年代頃に数件あるけれど、それはイレギュラーな扱いであって、レースが進行しているさなかにコース内に客を入れることがあってはならないのは自明の理。
中央競馬でも、ハイセイコーが大井競馬から中央入りした緒戦の弥生賞だったか2戦目のスプリングSだったかで、ハイセイコー見たさに中山競馬場に詰め掛けた客の一部が圧力に耐え切れずにコースに出てきてしまったたことがあった。フジテレビが15年位前に制作した「中央競馬重賞年鑑1973」のビデオには、コースに避難した客の姿の映像までしっかり残されている。
スプリングSだったか、その10年後くらいにも発走直前に客が乱入してきたことがありましたわな。
コース内に侵入するものがあったら、それはたとえ人だろうと犬だろうと車だろうと、そりゃニュースにもなりますわな。

侵入した客はいずれもまだ10代。ということは、怖い怖いおっちゃん達で押し合いへし合いだった頃の競輪場の姿は全く知らない世代。あたしもそんな競輪場を知っているわけじゃありませんが。
この少年たちには、10代にしてきっつ~いお灸が据えられることだろう。

このところ、グランプリは立川、平塚、京王閣と持ち回りで行われているので、次回もしグランプリが平塚で行われるとすれば3年後。
3年後、平塚でグランプリは開催されるのだろうか…。

しかし武田。
2年前のグランプリではゴール前で海老根恵太に差され、雪辱を期したはずの今年のグランプリでは客に刺されそうな恐怖を味わうことになろうとは…。


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