KERC活動日誌

柏アーリー・リコーダー・コンソート
古楽リコーダーアンサンブルの日々あれこれ

2016年8月6日 練習日誌

2016-08-07 19:02:51 | 練習日誌 2016~ 
猛暑日。
リオ五輪と夏の甲子園が始まりました。
 
 
午前の部
 場  所:旭町近隣センター 会議室A
 出 席 者:4名
 活動内容:高橋明日香先生のアンサンブルレッスン
  
《練習曲》
  Handel GF/Sechs FugenよりFuga V, VI
 Isaac H/Angeli, Archangeli〈天使,大天使〉
 

本日はグリさんお休みにつき4名。ワタクシは行楽渋滞にはまり20分ほど遅刻。
 
本日はまずヘンデルのフーガ5番と6番。
 
5番は、4拍子イ短調の、このフーガ曲集で唯一Largoと演奏指示のある曲。
やや不穏な雰囲気を醸すテーマに始まり、随所に出てくる旋律の跳躍と半音進行との対照が印象的な前半部分に対し
後半は、跳躍が鳴りを潜め、細かい音符の絡み合いとそれを屋台骨のように支える四分音符の刻みの構成が面白い。
臨時記号が多く、なかなか気の抜けない曲で、ダークな色調ながらも重苦しくなりすぎないよう、かつ揺るぎなく音楽を進めるのが課題
・・・かどうかは、レッスンに間に合わなかったのでわかりませんが。
 
6番は、4拍子ニ短調の、全63小節と短いながらも、曲集の最後を飾るにふさわしい、小細工なしのまさに横綱相撲な佳作。
淀みなく滔々と押し通す感じでいきたいですね。
今回久々にバスをやってみたらボロボロだったので、こう申し上げるのも誠にアレですが。
 
続いては,先生から前回「次やります」と前振りがありJ氏を震撼させていたルネサンスもの。
 
Heinrich Isaac(ca.1450~1517)は、wikiさんによれば
「盛期ルネサンス音楽のフランドル楽派の作曲家。ジョスカンと同世代の作曲家の中では最も重要と看做されている」。
あの「インスブルックよさようなら」で有名な人で、演奏家としてはオルガンをよくしたようです。
 
今回取り上げる「天使,大天使」はへ長調、134小節ほど(いや、当時は小説線はなかったですが ^ ^;)のとても美しいモテットで
ソプラノ2声、アルト1声、テナー2声、バス1声の6声から成ります。
YouTubeの参考音源がこちらにあります。
 
おおよそテンポ60の2分の3拍子のprimo pars(第1~70小節)と
2拍子から始まり途中2分の3拍子、2拍子、4分の6拍子、4分の9拍子を挟み行きつ戻りつするsecunda pars(第71小節~)との二部構成。
前半部の付点二分音符と後半の二分音符が同じ長さになるテンポイメージ。
本日は、S1 べ、S2 J氏、A Iさん、T2 先生、B ガンバさんというパート担当で。
あの、名前を聴いただけでも緊張してしまうジョスカンと並び称せられるとあって、またどんだけややこしい曲なのかと身構えてしまいましたが
全体的には割に素直で、オルガン曲のような縦の和声感の強い、小説線に乗りやすい曲のように感じました。
 
とは言え、特にsecundaに拍子のとりにくい浮遊感のある節回しがひょこっと出てきたりして要注意です。
また、先生に常に指導を受けることですが、曲の中に出てくるカデンツを意識してしっかり響かせるよう
もっと意識して演奏しなければなりませんねん亀は万年
 
聞くところによると、以前KERCの合宿で一度取り上げたことがあるとのことですが
ガンバ氏は「記憶にございません」と答弁しておりました。
ヘンデルのフーガと共にこの夏の合宿で仕上げます(?)。
  
 
午後の部
 場  所:旭町近隣センター 会議室B
 出 席 者:4名
 活動内容:自主練習
  
 《練習曲》 
   Telemann GF/Quartet in D minor TWV 43: d 1. 1 Andante~Vivace~Largo~Allegro
 

午後はJさん手持ちのターフェルムジークからカルテットニ短調。これを全パート体験ツアー。
いや~、楽しかった。こういうことをやると、それぞれの得手不得手みたいなものが見えてくる感じがして面白いですね。
しかし、疲れました。やれやれ、1曲だけで15:00までみっちり吹きましたよ。
 
 
[記:べ]
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