KERC活動日誌

柏アーリー・リコーダー・コンソート
古楽リコーダーアンサンブルの日々あれこれ

2020年2月15日 練習日誌

2020-02-19 08:43:07 | 練習日誌 2016~ 
◎午前の部
場 所:旭町近隣センター会議室A
出席者:6名
活動内容:高橋明日香先生によるアンサンブルレッスン
(練習曲)
Joseph Bodin de Boismortier (ボワモルティエ)
6 Concertos for 5 Flutes, Op.15 より第3番、第2番

 久しぶりにニューグローブ辞典日本版を開いてボワモルティエを調べてみました。 J. B. ボワモルティエ はJ. S. バッハやテレマンと同時期の作曲家で、当時のフランスはJ. M. オトテール、J. M. ルクレール、J. P. ラモーらが活躍していた時期。この曲集はボワモルティエがフランスで初めて「コンチェルト」というイタリア語の名称を使った出版譜と書かれています。
 オリジナル譜面は5つのパート譜で出版され、総譜は無し。5本のフルートに限定されること無く、アマチュア愛好家達が柔軟な楽器編成で適宜楽しめる構成になっています。第5パート譜には通奏低音の数字が記されていて、私はバス・ガンバで第5パートで参加の予定。 バスリコーダーと共に通奏低音の意識を持って本番に臨みます。

レッスンは第3番から。 第一楽章 Allegro
・ 最初8分音符フレーズから主音が基本骨格。
・ 安定した息で音楽に流れを
・ イネガルは不均等で良い趣味で、リズム・テンポを崩さない。
第二楽章 Largo
・ 脈絡なく遅くならない。進行・目標感を持ったテンポで、
・ ソロはもう少し自由に、積極的に、
・ フレーズの切れ目で上手く強弱、息継ぎを入れて、
第三楽章 Allegro
・ 3拍子のアレグロ・テンポ感。三拍子で感じればズレない。
・ 難しいソロのところが遅くなったら音楽的に戻せば良い。
・ 終わりに向けて、上手く盛り上げて行く。

続いて 第2番、 
 第3番レッスンの後ということもあって、大きな破綻なく一気に3楽章を通しました。先生のアドヴァイスは3つの楽章すべてテンポが遅い。「もっと前向きなテンポで」のリコメンド。各楽章の注意点は、基本的に第3番と同じと思います。

 今回の発表会、どちらにしようか皆で話したところ、第3番の方が「華」があるんですが、現状では第2番の方が安全ということで、やや消極的に第2番に決定しました。 2番も良い佳曲、コンチェルトです。 前向きな、深く、美しく、聞いて楽しんで頂ける演奏に仕上げていきましょう!
 ・・・ ご期待ください。

◎午後の部
場 所:旭町近隣センター会議室B
出席者:6名
活動内容:自主練習
(練習曲)
・ボワモルティエ/5つのフルートのための協奏曲集より第2番・第3番
・J.S.バッハ/カンタータ106番 BWV106 導入部
・シュメルツァー/6声の合奏曲
・W.バード/ブラウニング 

 まず、レッスン頂いたボワモルティエの第2番から始めました。テンポ・リズムに気を付けて全体的にスピードアップ。やはり早い方が良い感じです。
 イネガルに気を取られアンバランスに遅くならなければ、これで充分じゃないかと感じました。普段の会話ではテンポやリズムは全く気にしてない。乱れるのは「早口言葉」競争するときくらいです。 音楽が音符を忠実になぞるのではなく、歌う/話すことなら、イネガルもそんな感じで「ちょっと不均等」な位で良いのかなと思います。第3楽章の3連符中央の16分音符もそう。頭をちゃんと鳴らし16分音符をちょっと早く切り上げる位が見通しが良く、すっきりします。
 繰返しあり実測通し時間は11分10秒。スピードアップか繰返し調整すれば制限時間に収まりそうです。
 ボワモルティエの第3番は、なかなかの快演なんですが、やっぱり第2番の方が出来は良いですね。

 続いて106番、極めつけの名曲。バッハのリコーダー曲の最高峰と言っても良いんじゃないでしょうか。いつも終わってから声が出なくなる。。。
 シュメルツァーの合奏曲は本当に久しぶりの演奏でした。ドイツ的な独特の雰囲気を持ち、最終期バロックとは異なったバッハ達より少し前の世界が楽しめました。
 最後にバードのブラウニングを演奏しました。これ、通すのが難しい曲と思っていたのですが、今回はすんなり通ってしまいました。肩の力を抜いて演奏するのがコツでしょうか、それとも途中バラバラだったのを最後に合わせたのか・・・不明ですが、終わりの方で百花繚乱の感じが出て、皆で合って終わったのですから、これで良し、です。

今日も一日、合奏が堪能できました。
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