一年

とうとう、あの日から一年の歳月が経過しました。
この一年、いろんなことを考え、いろんなことを思い出して
たくさんの涙を流してきました。
多分、２５ｍプール一杯分くらいは泣いたのでは
ないかと。

昨日は彼女が旅立った時間前に起きて、力いっぱい
手を合わせて語りかけました。
午後にはお経をあげて、その後お墓参りへ。
やっぱり涙が止まりませんでした。

一年経ったからって、別に悲しみが薄れるわけでも
ないし、むしろ強まっていく感じもあったりします。
これからもきっと、何度も何度も泣いてしまうと
思います。

でも昨日、これからはもっと彼女へのありがとうを
表していきたいなと思いました。
今まではどうしてもゴメンねという気持ちが強くて、
楽しい出来事を思い出したり、感謝の気持ちを伝えたり
する余裕がなかなかなかったけれど、自分にとって
一番大切な人に対してそれだけじゃいけないのかな
と思って。

いま自分がここにいられるのは彼女のおかげ。
彼女に出会っていなかったら、今の自分はなかったと
思います。
どれだけ人として成長させてくれたかわかりません。
それを思うと悲しむだけじゃなくて、もっともっと
ありがとうの気持ちを口に出していかなければいけないな
と思ったのです。

そんな風に思えたのも、お盆の間家に帰ってきて
くれたからなのかもしれない。
お盆の間はなんだか穏やかにいられた気がするのです。
今までも近くにいてくれたとは思うけど、お盆はまた
特別な気がして。
いろいろお話も出来たし。

空気を感じるだけで穏やかでいられる。
やっぱり最高の奥さまです。
ありがとう。

お盆って今まで何もしてこなかったけれど、とっても
大切なことなんですね。
来年からはお盆休みが取れるといいなぁ。

お盆は終わったけど、お盆以外も気軽に帰ってきてね。
あなたのおウチはここなんだから。
またゆっくりお話しましょう。