昨年から準備をすすめてきた不耕起田んぼで田植えをしました。
田んぼをお借りしている宮崎さんのご指導のもと、
宮崎さんがお声かけくださった地元木島平の皆さま、地元の小学生の子たち、
いつもお世話になっているピロール長野の酒井さまと
大人も子どももまじっていっしょに、ひと苗ひと苗丁寧に植えてきました。
田植えははじめて、という大人勢に、
さすが米どころで育った子供たちは経験豊富でした。
「小学校でやった」と言って「こうやるんだよ」と、逆に大人が教わる場面もあり、
子どもも大人も関係なく
教え合って、助け合って作業する様子はとてもほほえましい雰囲気でした。
冬の間もお水をはっていた田んぼの土はとってもやわらかで
かえるやおたまじゃくしや藻がいっぱい。糸ミミズも見えました。
いきものいっぱい、まさに自然のビオトープ。
田植えに夢中になって、ふと顔をあげると、
ぐるり囲む雄大な山々が目に入ってなんとも清々しい気分で、日々の疲れも癒されます。
「田植えをやりたいと思っていたけれど機会がなかったから楽しかった」
「泥に裸足で入るのが気持ちいい」
「久しぶりにいい運動になった!」
「景色がきれい!」
と、嬉しい感想をいただきました。
自分で手植えを体験してみると、
いつも食べているお米の有り難さを改めて実感できます。
ただ「無農薬がいい」とか「機械は使わない方がいい」と
安易に批判するのは簡単ですが
実際に自分でその苦労を体験してみると、
たしかに、除草剤を使ったり機械のちからを借りたりする気持ちもわかります。
そのうえで、どうやったら持続可能なかたちで
若い人たちも”農業がたのしい”と思えるようになるかー
木島平村の皆さんと繋がりができて
ここから「農業を軸に都市と農村をつなぐこと」が考えられたらいいなと思っています。
お田植えの行列 早乙女の衣装で参加
田植えのとき限定の儀礼食 黄金色の穂に見立てたきなこむすび
木島平のおいしいおこめ100%の五平餅
給水とともに、田植え煮物のおふるまいも
きのこどころ木島平のきのこ汁
田植えを終えたみんなで記念の一枚