調べれば調べるほど謎の深まる罹災判定。
そんな中実はかなり初期段階で、見つけたのが浦安市と仙台市のHPの情報でした。
「傾斜の被害判定 地盤の液状化被害が他の地域で大きな問題となったため、内閣府から「地盤に係る住家被害認定の調査・判定方法について」(平成23年5月2日事務連絡)が新たに示されました。仙台市においても、この趣旨を踏まえ、地盤被害(液状化等)による不同沈下が確認できた場合で、かつ、基礎と柱が一体的に傾いた場合には、建物の1階部分の外壁又は柱の四隅の傾斜の平均による傾斜判定を追加し、対応することとしています。」仙台市HP http://www.city.sendai.jp/hisaishien/1198171_2751.html
と あくまでも仙台市は平均値で被害を測る、まぁ他の自治体と同じ足並みの中、地盤被害に対する見解もしっかりと付け加えています。
そして浦安市は平均値でなく、最大値で被害を測る これは英断ですよね。
また 図にありますように変更後の判定結果も非常に分かりやすく、まさに明示されております。
前回も書きましたが、そもそも傾きを平均化するという素敵な発想が私にもないのです。
そんなわけでもし我が家が浦安市にあった場合(笑) 最大値28㎜=2.8㎝は大規模半壊にあたる というわけです。
仙台市も浦安市も自治体として大きな財源もあり、仙台は津波と地滑り、浦安は液状化と大きく報道されたこともあり、
国の基準に従いつつも市民に対して最小不幸の網を張ることができるわけです。
しかし、同じ被害が起きているにも関わらず、大崎市は何も考えない・答えないの思考停止状態で最大不幸を市民に強いるおつもりで(笑)
一部損壊と半壊の例はもうすでに書いてますので(笑)、ではなぜ全壊にあたるのかも?ということを次に書きます。