ゆる旅kikky・虫日記

~~目指すは山頂からムシに変わりました
~~虫の名前はネットや書籍で調べていますが間違い多しです。

2015.3.17④紆余曲折のあと後烏帽子岳~初積雪期登山

2015-03-25 09:19:30 | 雪山登山 蔵王後烏帽子岳
①~③からの続き

ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、標高1,370mの7合目まで到着した。


リフトを降りると正面に、滑走路から外れて樹林帯の中へ入って行くスノ―シューや山スキーのトレースを見つけた。


振り返るとリフト降り場。


このルートで登るのは初めてなので、トレースがあってホッとする。


初めのうちは緩い登りであった。


木々の間から見えていた下界の景色。


だんだんと斜度がましていき、雪で灌木が埋まっているからなのか、広々とした雪原を登る。
たぶん麓からも見える山頂直下の白い斜面の所を歩いているのだろう。


遠くの景色も見下ろせるようになってきた。



たくさんのトレース。残念なことに雲が出てきた。


雪面から飛び出した枝に付着した氷。


さあ、もうひとふんばりかな。


あの木の間を抜けたら山頂だろうか?と期待しながら登って行くと。


向こう側の景色が見えた!


感動!不忘山だあ!
アップで!水引平越しに不忘山がまたいいなあ。


屏風の壁はまだ見えないので左へ進んでいくと・・・。

到着!後烏帽子岳山頂~。


うわ―、真っ白い世界~。
美しい屏風岳稜線の連なり。


さらに進んでいくと、中央蔵王の熊野岳、刈田岳、も良く見える。


屏風岳と刈田岳の間からたぶん朝日連峰の一部がうっすらと見えた。


北蔵王方面。


シャクナゲののつぼみが風に耐えて春を待っていました。
花が咲いた時にまた会えたら感動モノなんだけどなあ。


途中風が強くなりはじめたころにフリースを着こんできたのであまり寒さを感じない。ラッキー。
お昼のあんパンをこの景色を見ながらたべよう。温かい飲み物も持って来ていたら最高だったな。


写真も悔いを残さないようにたくさん撮って、動画も撮影できた。
自分の他には誰もいないこの山頂で、景色をひとり存分に味わえた。

夏に登っても、冬に登っても期待を裏切らない後烏帽子岳から見える景色。
夏は朝9時までに登ると平野部に雲海が広がっていて、それもまた見ごたえ抜群。
9時を過ぎると太陽で温められた空気と一緒に雲が登ってきてしまうので、朝一で登りたい。

45分眺めてもまだ帰りたくなかったが、登山届の下山時刻に休憩時間を入れない時間を記入したのと、登り始めが遅かったため、後ろ髪をひかれる思いで下山を始めた。

太陽が西に傾き始めたので急いで帰る。
帰りは下りだから楽に下れそうだな、とは思っていたがそうでもなかった。
足への負担は意外に大きく、次の日に筋肉痛が来た。(最近は歳のせいか二日後w)

リフトの終着点にたどり着きとりあえずホッとする。


前烏帽子岳から後烏帽子岳にかかる稜線を眺めながらの下山も幸せな気分。


リフトしたあたりは下りやすかったが、滑走路のはしの方は、すべりやすくて歩きにくかった。


ヤドリギを見ながらあるく。


ゴンドラハウス前にようやく着いたが、平日のためか、もうスキー場は終了の様子だった。
下山の報告は直接でも電話でもOKとのことで、ゴンドラハウスが見えた時点で電話で連絡した。

無事に下山出来たことを山の神様に感謝して終了した。

2015.3.17③紆余曲折のあと後烏帽子岳~初積雪期登山

2015-03-22 09:35:19 | 雪山登山 蔵王後烏帽子岳
の続き。

川沿いのペンションが並ぶ道路を登って行く。途中にはことりハウスという施設や小さい滝へ通じる小道などもあるが、通過してえぼしスキー場へ直行した。平日なのに車多数。はしの方へ駐車して、青空の広がる気持ちの良い景色を眺める。眺めているうちに後烏帽子岳に今年こそ登りたいなあ、と思っていたことを思い出した。だが、先月の2月21日に、今年一番ともいえるほどの晴天、無風、登山日和で、週末のその日は多くの人で蔵王連峰はにぎわっていたようである。用事があったので自分が登れなかったことがショックであった。
特に後烏帽子岳に関しては、他人の記録を見て登ってしまったような感覚と、取り残されたような残念な気持ちがあった。それで、その時以来登りたいという気持ちが少しさめてしまっていた。
ところが青空に映える後烏帽子を眺めているうちに、行けそうだなっ、って気分が徐々に上がってきた。いつものとおり、登ってみてダメだぁって思ったら途中で帰ってくればいいし、地図も持ってきてるし、この天気なら先行者のトレースも期待できる。体調もいつもどおりになったので、準備をさっそく始めた。軽アイゼン、カメラ、昼食、非常食、フリース、雨具、サングラス等々チェックし、ゴンドラハウスに行って登山届を提出して、ゴンドラ&リフト券を購入。
携帯とストックを忘れたので車に取りに戻る。携帯を家に忘れてきたのでPHSを持っていく。ゲレンデ内ではPHSは使用可能だったが、ゲレンデ外にでると圏外だった。携帯電話を登山用にわざわざ契約しているのに~。(携帯が山頂で通話可能かは分かりませんがピッチよりは良いと思う)いよいよゴンドラに乗り込みま~す

④に続く。


2015.3.17②紆余曲折のあと後烏帽子岳~初積雪期登山

2015-03-22 08:07:36 | 雪山登山 蔵王後烏帽子岳
の続き。

すみかわスノーパークをあとにしてエコーラインを下り、登り口の濁川にかかる橋の上まで戻ってきました。


川の水の色がきれいだったので、路肩に駐車して撮影。


川沿いを歩いてみた。
これはガのまゆかな?去年のものなのか網目状になっていた。


雪も藪もないので歩きやすいため奥の方まで入っていく。
すると今年初キノコにお目見え。やっぱカワイイ~!


苔の中でドングリが芽を出していました。
うまく育つといいね~。


こっちにもキノコ。


こんな所を見付けたので歩いて行くと川の近くまで行けた。


心地よい川の流れに癒されます~。


濁川は蔵王のお釜からつながっているのでこのようなきれいな色になるのでしょう。


宮城蔵王エコーラインは南に位置する澄川とこの濁り川に挟まれた観光道路なので対比が出来ておもしろい。
有名な三階の滝は澄川。こまくさ平にある不帰の滝と振子滝は濁川。どちらもエコーラインから見ることが出来ダイナミックな山岳風景が堪能できる。
ただし、不帰の滝と振子滝はエコーラインが冬季閉鎖中はすみかわスノーパークから冬山登山装備で歩いて登らないと見ることはできない。

ふきのとうも顔を出していました。




このドングリは岩の苔の上で芽を出していたので、生き残るのは大変そう・・・。


そういえばこの日から宮城県側のエコーラインの除雪が始まったようでした。
去年も除雪初日に作業車の音を聞きながら歩いていた記憶が・・・。
静かな雪山に場違いな作業車の音。しかしこれもまた春の音なんだよなあ。
来月の開通が待ち遠しいですが、一般観光客のいないエコーラインも捨てがたい^^。

さあて、これからどうしようか、と思案。山の上は風が少し強めのようなので、それなら標高の低い笹谷峠を登ろうかなとも思ったが、前回の終点の峠よりも進んでカケスガ峰まで行くのは今から移動したら時間的に難しそう。
七ヶ宿はこの前行っちゃったし。。。
それなら今日はドライブしながら、良さそうな所でもあれば、写真を撮る、というお気楽行程で行こう、となった。

それで、最近ご無沙汰のえぼしスキー場まで行ってみることになったのである。
この時はまだ後烏帽子岳を登る事などは考えてもいなかったのだが、、、。

③へ続く。


2015.3.17①紆余曲折のあと後烏帽子岳~初積雪期登山

2015-03-21 09:35:35 | 雪山登山 蔵王後烏帽子岳
今年の冬は週末になると天気が良くなることが多く、2月まではその恩恵にあずかっていた。しかし、3月になると自分の休みが平日になってしまったため、休日は大荒れの天候に当たってしまったりと、山に行くテンションも下降気味であった。
季節は着実に春へと移行を始め、私の冬物語2015もそろそろ終わりかと思っていたところ、17日は山頂付近の風が弱まり、天気も安定、さらには数日前までの悪天で樹氷が14日の時点でまだいい状態が保たれているという情報を入手。
16日から下界では最高気温が17度まで上がるなど、一気に春めいたのでもしかしたら多少崩れかけであっても、刈田岳付近まで登れば樹氷が見れるかなと、とりあえず登り口である宮城蔵王のすみかわスノーパークまで行ってみることにした。

3月12日にすみかわスノーパークまで行こうとした時は、エコーライン途中でタイヤが滑って大変怖い思いをした。

しかしこの日はほぼ乾燥した路面で問題はなかった。
(でもまだ雪解け水が凍結することもありスタッドレスタイヤは必要)


エコーライン中腹にある三階の滝に寄ってみる。

駐車スペースは除雪されていたが、展望所へは雪の上を歩いて行く。滑るので注意。


一部融けていた。


正面の三階の滝。


不動の滝の方を見ると、青空に真っ白な蔵王山の姿。


後烏帽子岳を写すが、この時は午後にはあの山頂に立っているとは思いもしなかった。
山頂から見える向こう側の景色が素晴らしく、天気さえよければ蔵王連峰が一望出来る最高の展望地である。


エコーラインをさらに登って行く。


そして、すみかわスノーパークにつくと、駐車場の雪がシャーベット状で、風が冷たい。
お腹の調子もなんかよくない。
なぜか気分が上がらず、アッサリやめることにした。

エコーラインを下っていると、スキー場の隣に立つホテルが青空に際立つ。


このあと、どうしようか考えながらエコーラインを下って行った。

②へつづく。