6月23日(火)天下の難所であった親不知(おやしらず)の観光を終え、海岸沿いにできた北国街道(国道8号線)を北に向かって走らせている。
天気は快晴で真っ青な空が広がり、穏やかで波静かな日本海と、ダイナミックな自然の光景をかもし出していた親不知子不知の景観から、北海道のオロロンラインを思わせるような、風光明媚な海岸線を走る光景に変わってきている。
走行中の新潟県糸魚川市は、静岡ー糸魚川構造線という大きな断層が通り、日本の東西の境界線上に位置している。
また、糸魚川は世界ジオパークの加盟地域に北海道洞爺湖有珠山、長崎県島原半島と共に認定されている。
※ジオパークとは
大地の形や成り立ち、その大地の上に生きる人間や生き物の営みと歴史、産業や自然災害への防御などを総合的に、教育や地域振興に活かすものでユネスコが支援しています。
NHKの大河ドラマ『天地人』でも、この地域の歴史に触れている。
上杉景勝と秀吉の歴史的な会見の舞台となった勝山城も糸魚川市内に存在している。
江戸時代に記された軍記物によると、天正13年(1585年)に越中の佐々成政を降伏させた秀吉は、わずかな兵を率いて勝山城に現れ、景勝との会見を申入れる。
知らせを受けた景勝と直江兼続(上杉家家老)主従が馬で駆けつけ、この勝山城の地で景勝、兼続、秀吉、三成の4人での会見が実現する。
この会見により、上杉家と豊臣家の同盟が成立し、上杉家を信頼した秀吉は上杉景勝を五大老の一人に任じたといわれている。
大河ドラマ『天地人』でも、この勝山城での歴史的な会見は、一つの山場として描かれ、私の記憶の中にも鮮明に残っている。
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北国街道を北に行く(新潟県糸魚川市)
愛車を走らせている国道8号線の歴史は、古代の北陸道までたどることができ、江戸時代以前は北国街道とも呼ばれ、京都と北陸・新潟地方とを結ぶ重要な街道であった。
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紅い欄干の橋が架かり、山頂部には灯台のある弁天岩
国道8号沿いを走っていると、紅い欄干の橋が島と結ばれ、島の上には白い灯台が聳え立っている。
走行中に助手席の妻がカメラを片手に盛んにシャッターをきっている。
この島は弁天岩といわれ、能生(のう)のシンボルとしての灯台岩で、赤い欄干の曙橋を渡れば、日本海やシーサイドラインが一望できる。特に夕日のすばらしさは抜群のようである。
また、この地域にも色々な伝説が伝えられている。
『島道に岩井口という所あり、水がこんこんと流れ出て、人々は奴奈川姫の産所と言っている。』
中能生郷土史・能生町史
古代ロマンの人"奴奈川姫"(ぬながわひめ)とは
古代のクビキ(久比岐)地方に奴奈川姫という神様が住んでいた。
この姫との結婚を望んで、出雲の国から、はるばると尋ねてきたのが大国主命(おおくにぬしのみこと)であった。
この時の様子を古事記の中で、応答歌の形で記している(古事記詳細) 大国主命と奴奈川姫の二人の神様の間に建御名方命という神様が生まれた。
この神様は、諏訪神社の祭神であり、西頸城にも方々の神社に祀られている。
更に姫川谷から信州に入り、諏訪の上社として祀られている。
これらの内容から推定して、奴奈川姫の住居がどこであったか、姫の生まれた所は…と、大変気になるところであるが、糸魚川市(旧能生町)大字島道には、古くから伝わる"奴奈川姫の産所" といわれる、ひっそりとした木立の奥の岩かげに神秘の空間が存在している。
能生地区では、この伝説にちなんだ「奴奈川大ウスまつり」が毎年盛大に開催されている。
祭りの夏の陣では、舞台が千八百年前の弥生時代にタイムスリップしたと思われるような衣装を身にまとって、奴奈川姫と大国主命のラブロマンスを再現、そして民の喜びの行列や、巫女の舞等が一層花を添えるように繰り広げられている。
秋の陣では、直径2.5m、重さ8t、高さ1.5mもある大ウスによる1,000人によるもちつき大会や弁天太鼓の演奏、縁日広場など、華麗なる太古のロマンスが蘇り、街中がお祭りムード一色に盛り上がるといわれている。
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マリンドーム能生の愛称で親しまれている道の駅「能生=のう」
海岸線の国道8号を30分ほど走っていると、道の駅「能生」が見えてくる。
早速、車を止め立寄ってみると、正面にある道の駅の横には鮮魚店がずらりと並んでいる。
ここは能生漁港に隣接しており、海の幸ならおまかせ のキャッチフレーズがある。
鮮魚センターには、とれたての海の幸が並び、かにや横丁には特産ベニズワイガニの直売所が9軒も並んでいる。
気ままな旅の途中の私どもには、鮮魚を買って帰ることも出来ず、少し見る程度であった。
「道の駅・能生」は、日本海夕日ラインの愛称で親しまれている。海岸線を走る国道8号沿いにあり、施設と海との間には広い公園も整備されている。
私どもも、かにや横丁から公園に出てみると、公園の前には日本海が広がり、東側には、白い風車がゆっくりと回転し、その下では、数人の人たちがのんびりと過ごしている。
この公園は、長いドライブなどで疲れた体をリフレッシュできるように造られているようである。
それに、公園内には16点の彫刻が飾られて、彫刻の庭としても訪れる人の目を楽しませてくれている。
また、海に沈む夕日の美しさは、ここも格別のようで、サンセットタイムを狙って訪れる人も多く、夕日が沈んだ後もその余韻に浸って、若い人たちが何かを語らいながら夕景を楽しんでいる光景が見られている。
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鮮魚が並ぶマリンドーム能生内にある「かにや横丁」
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マリンドーム能生内の公園でゆっくりとくつろぐ人たち
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広々とした公園内には16点の彫刻が飾られて、その奥には白い風力発電用の風車がゆっくりと回転している。
彫刻を巡る散策路に当たるこの公園のオブジェは 平成6年、町村合併40周年を記念して 「公募彫刻展 in 能生」 が開催された時の作品である。
全国から応募された255点のうち、25点の優秀作品を海洋公園や小中学校等に設置して、彫刻のある街づくりを進めている。
心にやすらぎと豊かさを運ぶアートプロムナード。
彫刻を巡りながら街を散策すれば、能生の新しい横顔が見えるかも! と期待して、マリンドリーム能生周辺に16点の彫刻が設置されている。
羽根に数羽の小鳥を携え、牛頭が海に向かっている。 銃砲を連想さすようなオブジェ
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これは何を連想させるように創られたオブジェだろうか! 左側は石に手が、上には顔が、中央は閉じ込められているような! 右側は楽器を手に眠っているようなオブジェ、 皆様この作品をどう感じられますか!
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親子の強い絆、愛情を感じさしてくれるオブジェ。 平和の鐘だろうか!奥には鐘の代わりに羽ばたく鳥が飾られている。
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マリンドームの愛称で親しまれている道の駅「能生」の散策を終えた私達は、再び国道8号線を北に向かって走り始めた。
断崖下の街並みや、JR北陸線と平行に走る風光明媚な海岸線が続き、ドライブの楽しさを味合わせてくれている。
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道路脇まできている海岸線には、時折白い波が打ち寄せているが、冬場の天候の荒れた日はどんな状況になるだろうか!と 思わず想像してしまう。
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国道8号もこの浜辺の街を過ぎると上越市中心部に入って行く。
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高々と上げた女性像の手に鳥が羽ばたき、足元でも小鳥が戯れるオブジェがあるJR直江津駅前
愛車は国道8号から上越市中心部に向かっている、この地域の情報を持ってない私どもは、最初にJR直江津駅に行って情報を仕入れることにした。
直江津駅には程なくして到着する。近代的な駅舎の前にも、女性のオブジェが飾られ、初めて訪れる私達を、優しく迎え入れてくれているように感じさしてくれる。
現在の上越市は、NHK大河ドラマ「天地人」の本拠地で、街そのものに「天地人」と書かれた看板やポスターなどが数多く見られ、このドラマに対する、地元の盛り上がりを感じる。
この上越市は、上杉謙信や景勝、直江兼続の居城であった、春日山城や幼少の頃に過ごしたお寺などが存在している。
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ここにも帽子をかぶった少女のオブジェが、後方はJR直江津駅 NHK大河ドラマ「天地人 直江兼続のポスター」
JR直江津駅で情報を収集した私どもは、今日の宿泊先をどこにするかまだ決めてなかった。
時間も5時近くになっている。 また、 温泉などの入浴施設は近くにないか! などを尋ねてみるが直江津駅の周辺にはなく、あるのは15km先の鵜の浜温泉とのことであった。
早速、カーナビをセットして鵜の浜温泉に向かって行った。
国道8号線が少し渋滞していて30分ほどで到着するが、目的の入浴施設は休館日であった。
仕方なく近くにある鵜の浜温泉「ロイヤルホテル小林」のフロントで入浴の有無を尋ねると、550円の入浴料でOKとのことであった。
ありがたかった。やはり、旅にお風呂がなければなんとなく落ち着かない。
こじんまりとした温泉であったが、入浴がリラックスムードにしてくれ、一日の疲れを癒してくれる。
毎日違った温泉に入れるのも、私たちの大きな旅の楽しさである。
ほどなくして入浴を終えるが、まだ、今日の宿泊先をどこにするか決めていなかった。
明日は、天地人ゆかりの地である「春日山城」などを見学したいと思っている。
そのために、あまり遠くに離れる所には行きたくなく、近くを探して見ると、道の駅「よしかわ杜氏の郷(とうじのさと)があった。
早速、鵜の浜温泉を後にして、愛車を走らせて行った。
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道の駅「よしかわ杜氏の郷(とうじのさと)
途中で夕食の買い物をすました後、程なくして道の駅「よしかわ杜氏の郷」に到着する、時間は7時近くになっていた。
広々とした駐車場の一角に車を止めると、すぐに夕食の準備に取り掛かった。
屋外が気持ち良さそうで、折りたたみ式の椅子やテーブルを出して、料理を並べるとすぐに、妻と二人の夕食が始まった。
屋外でとる夕食の味や、喉を潤してくれるお酒も、また、格別であった。
やがて日が沈み、空に輝き始めた星をながめていると、ほんとにリラックスムードにしてくれる。
何もかもを癒してくれているように感じ、気ままな旅の楽しさを、あらためて味合せてくれているようであった。
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天地人〈上〉天の巻火坂 雅志日本放送出版協会このアイテムの詳細を見る
天気は快晴で真っ青な空が広がり、穏やかで波静かな日本海と、ダイナミックな自然の光景をかもし出していた親不知子不知の景観から、北海道のオロロンラインを思わせるような、風光明媚な海岸線を走る光景に変わってきている。
走行中の新潟県糸魚川市は、静岡ー糸魚川構造線という大きな断層が通り、日本の東西の境界線上に位置している。
また、糸魚川は世界ジオパークの加盟地域に北海道洞爺湖有珠山、長崎県島原半島と共に認定されている。
※ジオパークとは
大地の形や成り立ち、その大地の上に生きる人間や生き物の営みと歴史、産業や自然災害への防御などを総合的に、教育や地域振興に活かすものでユネスコが支援しています。
NHKの大河ドラマ『天地人』でも、この地域の歴史に触れている。
上杉景勝と秀吉の歴史的な会見の舞台となった勝山城も糸魚川市内に存在している。
江戸時代に記された軍記物によると、天正13年(1585年)に越中の佐々成政を降伏させた秀吉は、わずかな兵を率いて勝山城に現れ、景勝との会見を申入れる。
知らせを受けた景勝と直江兼続(上杉家家老)主従が馬で駆けつけ、この勝山城の地で景勝、兼続、秀吉、三成の4人での会見が実現する。
この会見により、上杉家と豊臣家の同盟が成立し、上杉家を信頼した秀吉は上杉景勝を五大老の一人に任じたといわれている。
大河ドラマ『天地人』でも、この勝山城での歴史的な会見は、一つの山場として描かれ、私の記憶の中にも鮮明に残っている。
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北国街道を北に行く(新潟県糸魚川市)
愛車を走らせている国道8号線の歴史は、古代の北陸道までたどることができ、江戸時代以前は北国街道とも呼ばれ、京都と北陸・新潟地方とを結ぶ重要な街道であった。
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紅い欄干の橋が架かり、山頂部には灯台のある弁天岩
国道8号沿いを走っていると、紅い欄干の橋が島と結ばれ、島の上には白い灯台が聳え立っている。
走行中に助手席の妻がカメラを片手に盛んにシャッターをきっている。
この島は弁天岩といわれ、能生(のう)のシンボルとしての灯台岩で、赤い欄干の曙橋を渡れば、日本海やシーサイドラインが一望できる。特に夕日のすばらしさは抜群のようである。
また、この地域にも色々な伝説が伝えられている。
『島道に岩井口という所あり、水がこんこんと流れ出て、人々は奴奈川姫の産所と言っている。』
中能生郷土史・能生町史
古代ロマンの人"奴奈川姫"(ぬながわひめ)とは
古代のクビキ(久比岐)地方に奴奈川姫という神様が住んでいた。
この姫との結婚を望んで、出雲の国から、はるばると尋ねてきたのが大国主命(おおくにぬしのみこと)であった。
この時の様子を古事記の中で、応答歌の形で記している(古事記詳細) 大国主命と奴奈川姫の二人の神様の間に建御名方命という神様が生まれた。
この神様は、諏訪神社の祭神であり、西頸城にも方々の神社に祀られている。
更に姫川谷から信州に入り、諏訪の上社として祀られている。
これらの内容から推定して、奴奈川姫の住居がどこであったか、姫の生まれた所は…と、大変気になるところであるが、糸魚川市(旧能生町)大字島道には、古くから伝わる"奴奈川姫の産所" といわれる、ひっそりとした木立の奥の岩かげに神秘の空間が存在している。
能生地区では、この伝説にちなんだ「奴奈川大ウスまつり」が毎年盛大に開催されている。
祭りの夏の陣では、舞台が千八百年前の弥生時代にタイムスリップしたと思われるような衣装を身にまとって、奴奈川姫と大国主命のラブロマンスを再現、そして民の喜びの行列や、巫女の舞等が一層花を添えるように繰り広げられている。
秋の陣では、直径2.5m、重さ8t、高さ1.5mもある大ウスによる1,000人によるもちつき大会や弁天太鼓の演奏、縁日広場など、華麗なる太古のロマンスが蘇り、街中がお祭りムード一色に盛り上がるといわれている。
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マリンドーム能生の愛称で親しまれている道の駅「能生=のう」
海岸線の国道8号を30分ほど走っていると、道の駅「能生」が見えてくる。
早速、車を止め立寄ってみると、正面にある道の駅の横には鮮魚店がずらりと並んでいる。
ここは能生漁港に隣接しており、海の幸ならおまかせ のキャッチフレーズがある。
鮮魚センターには、とれたての海の幸が並び、かにや横丁には特産ベニズワイガニの直売所が9軒も並んでいる。
気ままな旅の途中の私どもには、鮮魚を買って帰ることも出来ず、少し見る程度であった。
「道の駅・能生」は、日本海夕日ラインの愛称で親しまれている。海岸線を走る国道8号沿いにあり、施設と海との間には広い公園も整備されている。
私どもも、かにや横丁から公園に出てみると、公園の前には日本海が広がり、東側には、白い風車がゆっくりと回転し、その下では、数人の人たちがのんびりと過ごしている。
この公園は、長いドライブなどで疲れた体をリフレッシュできるように造られているようである。
それに、公園内には16点の彫刻が飾られて、彫刻の庭としても訪れる人の目を楽しませてくれている。
また、海に沈む夕日の美しさは、ここも格別のようで、サンセットタイムを狙って訪れる人も多く、夕日が沈んだ後もその余韻に浸って、若い人たちが何かを語らいながら夕景を楽しんでいる光景が見られている。
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鮮魚が並ぶマリンドーム能生内にある「かにや横丁」
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マリンドーム能生内の公園でゆっくりとくつろぐ人たち
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広々とした公園内には16点の彫刻が飾られて、その奥には白い風力発電用の風車がゆっくりと回転している。
彫刻を巡る散策路に当たるこの公園のオブジェは 平成6年、町村合併40周年を記念して 「公募彫刻展 in 能生」 が開催された時の作品である。
全国から応募された255点のうち、25点の優秀作品を海洋公園や小中学校等に設置して、彫刻のある街づくりを進めている。
心にやすらぎと豊かさを運ぶアートプロムナード。
彫刻を巡りながら街を散策すれば、能生の新しい横顔が見えるかも! と期待して、マリンドリーム能生周辺に16点の彫刻が設置されている。
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羽根に数羽の小鳥を携え、牛頭が海に向かっている。 銃砲を連想さすようなオブジェ
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親子の強い絆、愛情を感じさしてくれるオブジェ。 平和の鐘だろうか!奥には鐘の代わりに羽ばたく鳥が飾られている。
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マリンドームの愛称で親しまれている道の駅「能生」の散策を終えた私達は、再び国道8号線を北に向かって走り始めた。
断崖下の街並みや、JR北陸線と平行に走る風光明媚な海岸線が続き、ドライブの楽しさを味合わせてくれている。
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道路脇まできている海岸線には、時折白い波が打ち寄せているが、冬場の天候の荒れた日はどんな状況になるだろうか!と 思わず想像してしまう。
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国道8号もこの浜辺の街を過ぎると上越市中心部に入って行く。
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高々と上げた女性像の手に鳥が羽ばたき、足元でも小鳥が戯れるオブジェがあるJR直江津駅前
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直江津駅には程なくして到着する。近代的な駅舎の前にも、女性のオブジェが飾られ、初めて訪れる私達を、優しく迎え入れてくれているように感じさしてくれる。
現在の上越市は、NHK大河ドラマ「天地人」の本拠地で、街そのものに「天地人」と書かれた看板やポスターなどが数多く見られ、このドラマに対する、地元の盛り上がりを感じる。
この上越市は、上杉謙信や景勝、直江兼続の居城であった、春日山城や幼少の頃に過ごしたお寺などが存在している。
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JR直江津駅で情報を収集した私どもは、今日の宿泊先をどこにするかまだ決めてなかった。
時間も5時近くになっている。 また、 温泉などの入浴施設は近くにないか! などを尋ねてみるが直江津駅の周辺にはなく、あるのは15km先の鵜の浜温泉とのことであった。
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仕方なく近くにある鵜の浜温泉「ロイヤルホテル小林」のフロントで入浴の有無を尋ねると、550円の入浴料でOKとのことであった。
ありがたかった。やはり、旅にお風呂がなければなんとなく落ち着かない。
こじんまりとした温泉であったが、入浴がリラックスムードにしてくれ、一日の疲れを癒してくれる。
毎日違った温泉に入れるのも、私たちの大きな旅の楽しさである。
ほどなくして入浴を終えるが、まだ、今日の宿泊先をどこにするか決めていなかった。
明日は、天地人ゆかりの地である「春日山城」などを見学したいと思っている。
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早速、鵜の浜温泉を後にして、愛車を走らせて行った。
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道の駅「よしかわ杜氏の郷(とうじのさと)
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広々とした駐車場の一角に車を止めると、すぐに夕食の準備に取り掛かった。
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屋外でとる夕食の味や、喉を潤してくれるお酒も、また、格別であった。
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