2013年(平成25年)5月3日(金) 午前9時頃、私たちは、日本オリーブ発祥の地として、また、映画 「二十四の瞳」で大ヒットした島などで、全国に知られる小豆島(しょうどしま)へ向かって南大阪の自宅を愛車で出発する。
今日の天気は、青い空が広がり、柔らかい太陽が照らしているが、4月中旬を思わせるような少し肌寒い気温である。
南大阪から阪神高速道路の湾岸線を走行し神戸に向かい、神戸港を11時15分出航のジャンボフェリーに乗船する予定である。
高速道路は 渋滞もなくスムーズに流れ、神戸港には、予定通り 10時30分に到着する。
早速、乗船手続きのためにターミナルビルに行くと、チケットを買い求める多くの人達でごった返していた。
ゴールデンウイークのさなか、アベノミクスによる日本経済の明るさを感じ初めているのか、旅行する人達が通年よりも多いように感じる。
小さな子供を伴った家族連れの方も多く見受けられる。
(搬送料金=普通車(エステイマ=運転手含む)4,990円、同乗者(大人)1,800円と格安である)
私たちを乗せたフェリー(りつりん2)は、定刻よりも15分ほど遅れて神戸港を出航する。 小豆島までの所用時間は約3時間である。
神戸~高松間を4時間で航行するるジャンボフェリー (前回の旅行時に撮影)
このジャンボフェリーは、高松行きで、私たちは途中の小豆島(坂手港)で下船する。 船舶(りつりん2)は、3664総トン、全長116m、航海速力は18.5ノット(34km/H)である。
今回、ゴールデンウイークの旅先として小豆島を選んだのは、私どもが運営するネットショップ(JKB健康エース)で、近くに住む知り合いの方から、エキストラバージンオリーブオイルを紹介されたのがきっかけだった。
このオリーブは、第1回OLIVE JAPAN 2012 国際オリーブコンテストで金賞を受賞するなど、様々な国際国際コンクールで数回にわたり賞を受賞しているギリシャオリーブ(エキストラバージンオリーブオイル)の名品である。
(追記:第2回OLIVE JAPAN 2013 国際オリーブコンテストでも金賞を連続受賞する)
恥ずかしながら、私はオリーブに関しての知識は全くもっていなかった。
通常のサラダオイルやごま油と同じように炒める料理や、ドレッシングのようにサラダなどに利用されているオイル程度の知識である。
自分のネットに掲載するからには 「オリーブについてもっと勉強し、購入されるお客様に正しい知識を伝えなくてはならない」 と思った。
商品知識がないまま販売することは、購入される方に対して、大変失礼でもあるし、私自信がそれを許さなかった。
早速、アマゾンのネットでオリーブに関する本を5冊ほど購入して読んでいると、オリーブの素晴らしさを知る。
そして、奥行きの深い歴史のある身近な生活商品として、地中海沿岸地方では、多くの方に親しまれ、なくてはならない必需品であることも初めて知った。
それに、オリーブの効能も素晴らしく、食用にかかわらず、ダイエットや糖尿病、脳こうそくや二日酔いなどの肝臓への作用、アレルギー作用、美容効果などは大変なる驚きで、まるで万能で優秀な健康食品である。
また、オリーブオイル(エキストラ バージン) をスプーンなどで、お眠み前に飲むと健康維持にも様々な効果が・・・と書かれている。
私は本を読むまで 「オイルを身体の中に直接入れるなんて、そんなことはできない」 と考えていた。 これも 大変な驚きであった。
このような体験から、今度のゴールデンウイークは、「オリーブといえば小豆島」 と いわれていることから、妻と相談して小豆島へ行くことに決めた。
神戸港を15分遅れで出航したジャンボフェリー、 船上から出航して間もない高層ビルが林立する神戸の街並みの風景が見えている。
後方に六甲山をひかえ、高層ビルが林立する港町神戸の街並みの美しい景観
神戸港を出航して30分ほど経過した船内で、間もなく明石海峡大橋を通過する旨のアナウンスが流れてくる。
展望デッキに上り海上を見ると、多くの小船が集まり、私たちの乗船しているフェリーのすぐ側を航行して行く。 一瞬、危ないなー と思った。
明石海峡大橋は、全長3911m、中央支間1991m、海面からの高さ65mの世界最長のつり橋で、1998年(平成10年)4月共有開始
明石海峡航路の中央を示すブイ。 「この海峡を航行する船舶は中央線ブイの右側を航行しなければならない」 と定められている。
大小無数の船舶が航行して行く明石海峡、この海峡は潮の流れが速い(13㎞/時間)ことでも有名で、タイなどの好漁場でもあるが海難事故も多く発生している。
明石海峡を航行する船舶。 後方には明石市や神戸市の街並みが続いている。
明石海峡大橋を通過する(淡路島方面の景観)景観を船上から楽しむ人たち。 明石海峡の潮流は淡路島方面の海域が速いといわれ、好漁場でもある。
船上からの明石市のシンボルのひとつである明石市立天文科学館の塔時計(東経135度日本標準時子午線通過点)が見えている。
塔の高さは54mである。
フェリーの横を並航するボートから、私たちのフェリーに向かって手を振る人達
瀬戸内海には、数多くの島が存在し、船上からの眺望も風光明媚で、海は穏やで波静かである。
一昔前には、この瀬戸内海航路は、関西方面から四国や九州方面へ向かう豪華客船が航行し、新婚旅行にも大変人気が高かった航路でもある。
3時間近くの船旅、乗船しているフェリーは、大きく舵を右にきり、航跡を残しながら小豆島坂手港に向かって行く。
3時間近くの船旅を楽しんだあと、寄港するために小豆島の湾内を航行するフェリー。 リアス式の入りくんだ入江の美しい景観が続いている。
小豆島坂手港に寄港し、車や乗客を下船さした後、速やかに高松港へと向かうジャンボフェリー。
妻も私も、初めて立ち寄った小豆島。 この小豆島坂手港は香川県小豆島町に属している。 2011年より神戸と高松間を航行するジャンボフェリーが定期船として一日3回運航している。
小豆島の観光地図、右下の湾が坂手港で、高松や姫路方面へのフェリーは、それぞれに違った湾の港から運航している。
小豆島の模型図
小豆島は、瀬戸内海・播磨灘にある島で、香川県に属している。(人口31,000人=2010年度推計)
島の大きさは瀬戸内海では淡路島に次ぐ、2番目の面積で、日本の島面積では19番目の大きさである。 島は複雑な形をした海岸線が変化に富み、多数の半島や入江があり、海岸線の長さは126kmである。
小豆島は、オリーブ、そうめん、しょうゆ、佃煮などの生産が盛んで、いずれも日本有数の生産地となっている。
特にオリーブは、国内栽培の発祥地として広く知られている。
また、小豆島は、壷井栄の文学 「二十四の瞳」 の舞台でもあり、島をロケ地として2度映画化されている。 ロケした場所は 「二十四の瞳映画村」 としてテーマパークのように現存し、多くの観光客が訪れている。
小豆島で行われた 「二十四の瞳」 の映画シーン (二十四の瞳映画村)
この映画は、瀬戸戸内海の美しい島を背景に、ひとりの若い女性教師と、12人の教え子たちとの心の交流を描いた小説(壺井栄著)が昭和29年に映画化され、 日本中の感動を集めた。
午後2時半頃、はじめて小豆島坂手港に下船すると、すぐに小豆島オリーブ公園方面に向かって行く。
正直、最初どこから訪れて行こうかと迷っていたが、時間も時間なので、近くにあり、道の駅も併設されているオリーブ公園に向かって行くことにした。
オリーブ公園には20分ほどで到着する。
公園内は、オリーブを主体とした樹木が、施設を取り囲むように点在し、美しい光景を見せている。
駐車場に愛車を止めると直ぐに散策に出かける。 公園内は多くの家族連れの人達や、県外からの旅行者が多く訪れて賑わっている。
駐車場の上には、山の斜面を利用して作られたイベント広場があり、中央には円形のステージが作られている。
イベント広場の中央にあるステージ上には、湯のみカップの蓋をイメージしているようなモチーフがあり、その中央にある突起した部分に、上ろうとしている人達の光景が目に入ってくる。
イベント広場の上には オリーブ記念館や白亜の建物が見え、その周りには多数のオリーブが植樹されている。
オリーブ公園にあるイベント広場、野外ステージには数人の人達が、茶蓋のようなモチーフの突起物に上がろうとチャレンジしている。その向こうには美しい瀬戸内海が広がっている。
イベント広場の横にある芝生には、写真のような石が飛び石で並べられ、二人の子供が石上に乗ったり、移動したりして楽しんでいる。
身体を寄せ合う若いカップルと家族連れに大人気のイベント広場、丸いステージの上では多くの子供たちが楽しんでいる。
イベント広場のステージを見ながら、颯爽と歩く小さな女の子と、それを見つめる女の子、さらに、それを見守る母親、ステージには数人の子供たちが円形の突起物に上ろうとチャレンジする姿が多く見られた。
駐車場から イベント広場と、植樹されたオリーブ、その上に位置するオリーブ記念館や、それに付属する建物
ここ、ふれあい広場は、古代ギリシャの神殿を思わせるような柱のモチーフと満開に咲く花々、眼下には穏やかなエーゲ海を思わせるような海が広がり、美しい景色を醸し出している。
中央には、ギリシャ神殿を思わせる白い柱の建造物があり、柱の周りには美しい花が植えられている。 また、それを取り囲むように、周りには、世界のオリーブが数多く植樹されている。
ふれあい広場の向こう側には、地中海沿岸地域で良く見かける、白亜の美しい建造物がある。
この白い建物がサン・オリーブ温泉(天然温泉)で、浴場からは、湯につかりながら瀬戸内海の素晴らしい光景が楽しめる。
しばらく、ふれあい広場からの眺望を楽しんだ後、目の前にある円形のオリーブ記念館に向かって行く。
小豆島のオリーブの歴史や栽培・特徴・効能、商品の販売やレストランなども併設されているオリーブ記念館
オリーブ記念館の入り口には子供を抱いた母子像が立てられ、玄関をくぐると、大きなオリーブの女神像が私たちを出迎えてくれる。
右手を上げ、左手にはオリーブの葉で出来た輪を持っているオリーブの女神像、ここが、地中海地域とのつながりを感じさしてくれる。
オリーブ記念館のオリーブ丸ごと情報ギャラリーでは、オリーブの歴史や産業、オリーブオイルの特性など、豊富な展示パネルや映像で紹介されている。
小豆島のオリーブに関しての情報を展示パネルや映像で伝えている。
オリーブの果実、小豆島では、オリーブに傷がつかないように一個一個手摘みで収穫されて商品化される。
オリーブ記念館内にある商品の販売コーナー、オリーブやハーブを使った商品を、数々取り揃え、販売している。
売店コーナーで販売されている小豆島産の高級商品 バージンエキストラオリーブオイル
オリーブを使った色々な商品が造られ販売されている。
オリーブ記念館内にあるレストラン、ここでは、オリーブはもちろん、魚介類や野菜などを使った小豆島生まれの地中海料理などが楽しめる。
黄金に輝く美しい色をしたオリーブオイル
オリーブを使うことで風味や栄養効果満点のサラダ料理、健康維持やダイエットにも欠かせない大切な料理である。
オリーブ記念館では、オリーブに関する様々な情報を頂いた、詳細な内容は次回にお伝えしたい。
本ブログ作成中に、週刊誌 「女性セブン2013年5月23日号」 で 「認知症」 を防ぐなら 「地中海式ダイエット」 の見出しで オリーブの効能が紹介されていた。 それによると
「65歳以上で10%の人がなるといわれる認知症。 40代、50代の人にとって、その予防は大きなテーマだが、そんななか、米国から衝撃的な研究結果が。 日本でも90年代に流行った ”地中海式ダイエット” に認知症予防効果が認められたのだ。 今すぐあなたのために、その基本から教えます。 主な項目は・・・
①主な脂肪源としてオリーブオイルを日常に使う。 チーズやヨーグルトなどの乳製品は毎日、少量摂取する。
オリーブは動脈硬化を引き起こす血液中の悪玉コレストロール(LDL)を減少させ、善玉コレストロール(HDL)を増加させるオレイン酸を豊富にふくんでいる。
②パンやパスタ、米などの穀物類やいも類、季節の野菜や果物をなどの食物性を毎日しっかり食べる。 肥満や糖尿病の予防に・・・
③魚介類を習慣的に摂る
④肉(特に牛肉や豚など獣肉)は月に数回、少量にとどめる。
⑤アルコールは食事中、適量赤ワインを飲む。
以上の地中海式ダイエットの5つの基本は 「動脈硬化などの生活習慣病を予防する」 「抗酸化作用で老化防止」 がすべてのポイントになっているが、これが 「記憶障害を発症する可能性が低い」 つまり 「認知症になる可能性が低くなる」 ことに通じるのだ。
それに これまでの様々な研究からアルツハイマー型認知症になりやすいとして、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満などの生活習慣病とのかかわりが指摘されています。
オリーブに関してはエキストラバージン(EXV)を選ぶこと、同じEXVでも ”手摘み” で、搾油の際の温度管理を徹底、しているなど、上質な製法のものを選ぶといいでしょう。
このように紹介されています。 詳しくは本雑誌をご覧ください。
道の駅 オリーブナビ小豆島
この会館では小豆島を楽しむ、オリーブ栽培や地場産業の歴史、観光やイベント情報などが入手できる。
受付の職員の方に旅の情報などについて尋ねると、親切に細やかに教えてくれる。 非常にありがたかった。
オリーブナビ小豆島で紹介されている小豆島の四季
オリーブナビ小豆島の駐車場の前にある浜辺(オリーブビーチ)から、楽しそうに会話を交わしながら向かってくる若い二人。
その向こうでは若い男女二人が、何やら楽しそうに語り合いながらこちらに向かって来る。
オリーブ公園の大まかな散策をすませた頃には、時間も5時を経過し、今日の夕食と入浴の準備にとりかからなければならなかった。
車中泊は、この道の駅ですることにし、夕食の食材を購入する必要があった。
駐車場のガードマンにスーパーマーケットについて尋ねると、10分ほど車で行った所に、スーパー マルナカ があるとのことであった。
早速、行って夕食の食材を購入する。
その後はオリーブ公園に戻り、同じ公園内にあるサンオリーブ温泉で入浴することにしていた。
この温泉からの眺望も素晴らしく、ゆっくりと入浴しながら瀬戸内海の風景を楽しんでいると、リラックス効果もあり、思わず時間を忘れてしまいそうであった。
入浴を終えた頃には、太陽も西に傾き、黄昏の時間帯をむかえている。
先程のオリーブナビ小豆島の駐車場に戻ると、直ぐに夕食の準備にかかる。
折り畳み式の机と椅子を出し、料理をならべ終える頃には、すっかり日も落ち、大阪では見られないような美しい星空が夜空に輝いている。
目の前にある砂浜からは、時々打ち寄せてくる小さな波の音が聞こえている。
こういった野外で星空を眺めながら、妻と二人で杯をかたむける。
杯の美味しさや楽しさは、また格別で、屋内で摂る食事とは、全く違った雰囲気の美味しい夕食となった。
第二次大戦前にヨーロッパでオーロラが見られたように、
アメリカでオーロラが見られました。
また、ダニエル書の合算により、
御国の福音が宣べ伝えられるのは、5月15日だと理解できます。
エルサレムを基準にしています。
2018年 5月14日(月) 新世界 +1335日
ダニエル9:2 イスラエル建国70年
2018年 3月30日(金) ノアの大洪水 +1290日 過越14日-15日
2014年 9月17日(水) ダニエル12:11 +0日
2013年 5月15日(水) ダニエル9:24 マタイ24:14 -490日 第一次中東戦争から65年
天におられるわれらの父とキリスト、
死者復活と永遠のいのちを確信させるものです。
全てあらかじめ記されているものです。
これを、福音を信じる全ての方、
救いを待ち望む全ての方に述べ伝えてください。