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奈良文化財研究所 庄野慎矢研究員を迎えて、第2回歴史教室をふれあい会館で開催しました。今回は、『平城宮跡散策のすすめ』と題して講演を頂きました.庄田博士は、北海道出身で、現在はわが佐保川地域にお住まいという事で親近感を持って話しを聞きました。
私が興味を持ったのは、平城宮跡の発掘・展示・復元方法に、ドイツ、クサンテンのローマ時代の屋外型遺跡公園の展示方法を参考にしているという話しでした.
平城宮跡の建物柱後をツゲの木を植栽しているのは、一部城壁を復元して後は、植栽でイメージさせる方式であったり、遺構資料館の1300年前の地層や井戸の跡の見せ方は、クサンテンのローマ博物館のテルマエ覆屋の内部を参考にしているという事でした。
(この写真は、奈良大学の千田嘉博教授が2013年5月に訪問された時の写真です。https://twitter.com/yoshi_nara/media)
千田教授のHPには、遺跡公園として子供達の楽しめる施設(アスレチックやジャンプが出来る遊具)をつくっているのが日本と違うと紹介されていましたが、平城宮跡も国営公園になるのでこの辺の所も参考にしてもらいたいと思いました。
そのほか、東院庭園の北側に光仁天皇の時期に「楊梅宮」(やまもものみや)というのがあったという話しでした.