![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/d7/b214136a75c6590d048de709b38b7585.jpg)
いただいたおみあげの中に貴重な大和タイムスの創刊第1号の復刻版が入っていました。私が生まれる前の新聞で興味深く拝見しました。その中で興味を引いたのが、連合軍長官への突撃取材の記事でした。インタビューをした時間が午前1時とは??(記者魂を見た想いです)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/f8/ee9e29bdfac6e2cff40a5c039475ad79.jpg)
記事を紹介しておきます。旧仮名づかいの関係があるので読みづらいと思いますが。
日六十二月十年一十二和昭 スムイタ和大 (日曜土)
奈良は世界の公園
美しい品性延ばせ
ヘンダーソン長官と語る
伸びゆくやまとのくに、美しい奈良の都を私たち県民と同じやうに慈愛に満ちたやさしい目でながめ、あけくれその発展と治安に多忙な日々をおくる奈良軍政府長官ヘンダーソン中佐とはいったいどんな人でせう?
市内東向町南都銀行三階の奈良郡政府一室で星条旗を後ろに大きな机にどっかりと威容ある中に終始微笑みをたたえ、あひつぐ来客にもいちいち面談その暇を見ては各課より送られた山のような報告書類に目をとほすといふ忙しい、しかもむだのないスピーディーな仕事ぶりーーーー いま記者は事務開始後間もない午前一時頃中佐の寸暇をおそって“県民への言葉”をもらふべく一問一答を試みた。
はじめて当地にこられた時の印象はーーー
神社仏閣(?社佛閣)を含め奈良の美しい公園は決して一人県民のものでなく全世界の人々のものであると感じた、いまもこの古い奈良の土地に来た事を大変嬉しく思っている
文化のかほり高い環境に育った県民はーーー
奈良の人たちは大へん幸福な人たちだと羨ましく思っており、いまも県民にはその反面気魄が欠けていないかと問われたが私は決してそうは思わない県民にもたしかに東京、大阪の人々と違った文化的な感(?)それからのびた独特の気魄があると思う
今後の県民の指導はーーー
現在博物館で御物の公開がおこなはれ人々がそれから出る文化的な色彩を体得(體得)しているやうに今後とも全て文化的な奈良の特徴を生かし自ら経験(經験)するという方法をとりたい
県民の進駐軍に対する協力はーーー
皆すなほに進駐軍の指示をまもり何事もスムーズに行われ大へん嬉しく思っている、これまでのわずかな事故も決して悪意から出たものではなく意思の流通不十分から起こったものと見ている
連合軍(聯合軍)に協力し立派な民主国民(國民)となるにはーーー
これは教育、新聞、ラジオなど異論指導の影響ひとつに左右されるものでこの点(點)これら指導者には重大な責任があるとともに、またその果たす役目はきはめて大きなものである大和タイムスも正しいニュースを報道し民主的な新聞として新しく発足するように
と長官の談話は創刊の祝辞と激励の言葉に移っていった
私も幼稚園の頃ではなかったかと思いますが、記憶の片隅に、進駐軍の基地に行って、クリスマスパーティーのようなところへ行った事があるのですが、これを読んで感じた事ですが、ヘンダーソン長官が、奈良公園の事を「決して一人県民のものでなく全世界の人々のものであると感じた」と行っていただいているのに私にはそんな感覚がなかった事を申し訳なく思いました。
また、「東京、大阪の人々と違った文化的な感(?)それからのびた独特の気魄があると思う」との感想には、(そうだ!!)この文化的な感性(?)で気魄を示していかなければいけないと思います。
そして、「わずかな事故も決して悪意から出たものではなく意思の流通不十分から起こったものと見ている」やはり戦後の混乱期における事件はあったんだなと思うとともに、指導者の判断の重要性を実感しました。
いずれにしても、「奈良の人たちは大へん幸福な人たちだと羨ましく思っており」と行っていただいた奈良をしっかりとつくって行かなければと思いました。
奈良新聞60周年おめでとうございます。
奈良新聞社の60周年記念パーテーが奈良ロイヤルホテルでありました。出席者は各界にわたり500名を超える参加者がありました。また特に、復刊された、「奈良日々新聞社」からも多くの関係者の人がみえていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/f8/ee9e29bdfac6e2cff40a5c039475ad79.jpg)
記事を紹介しておきます。旧仮名づかいの関係があるので読みづらいと思いますが。
日六十二月十年一十二和昭 スムイタ和大 (日曜土)
奈良は世界の公園
美しい品性延ばせ
ヘンダーソン長官と語る
伸びゆくやまとのくに、美しい奈良の都を私たち県民と同じやうに慈愛に満ちたやさしい目でながめ、あけくれその発展と治安に多忙な日々をおくる奈良軍政府長官ヘンダーソン中佐とはいったいどんな人でせう?
市内東向町南都銀行三階の奈良郡政府一室で星条旗を後ろに大きな机にどっかりと威容ある中に終始微笑みをたたえ、あひつぐ来客にもいちいち面談その暇を見ては各課より送られた山のような報告書類に目をとほすといふ忙しい、しかもむだのないスピーディーな仕事ぶりーーーー いま記者は事務開始後間もない午前一時頃中佐の寸暇をおそって“県民への言葉”をもらふべく一問一答を試みた。
はじめて当地にこられた時の印象はーーー
神社仏閣(?社佛閣)を含め奈良の美しい公園は決して一人県民のものでなく全世界の人々のものであると感じた、いまもこの古い奈良の土地に来た事を大変嬉しく思っている
文化のかほり高い環境に育った県民はーーー
奈良の人たちは大へん幸福な人たちだと羨ましく思っており、いまも県民にはその反面気魄が欠けていないかと問われたが私は決してそうは思わない県民にもたしかに東京、大阪の人々と違った文化的な感(?)それからのびた独特の気魄があると思う
今後の県民の指導はーーー
現在博物館で御物の公開がおこなはれ人々がそれから出る文化的な色彩を体得(體得)しているやうに今後とも全て文化的な奈良の特徴を生かし自ら経験(經験)するという方法をとりたい
県民の進駐軍に対する協力はーーー
皆すなほに進駐軍の指示をまもり何事もスムーズに行われ大へん嬉しく思っている、これまでのわずかな事故も決して悪意から出たものではなく意思の流通不十分から起こったものと見ている
連合軍(聯合軍)に協力し立派な民主国民(國民)となるにはーーー
これは教育、新聞、ラジオなど異論指導の影響ひとつに左右されるものでこの点(點)これら指導者には重大な責任があるとともに、またその果たす役目はきはめて大きなものである大和タイムスも正しいニュースを報道し民主的な新聞として新しく発足するように
と長官の談話は創刊の祝辞と激励の言葉に移っていった
私も幼稚園の頃ではなかったかと思いますが、記憶の片隅に、進駐軍の基地に行って、クリスマスパーティーのようなところへ行った事があるのですが、これを読んで感じた事ですが、ヘンダーソン長官が、奈良公園の事を「決して一人県民のものでなく全世界の人々のものであると感じた」と行っていただいているのに私にはそんな感覚がなかった事を申し訳なく思いました。
また、「東京、大阪の人々と違った文化的な感(?)それからのびた独特の気魄があると思う」との感想には、(そうだ!!)この文化的な感性(?)で気魄を示していかなければいけないと思います。
そして、「わずかな事故も決して悪意から出たものではなく意思の流通不十分から起こったものと見ている」やはり戦後の混乱期における事件はあったんだなと思うとともに、指導者の判断の重要性を実感しました。
いずれにしても、「奈良の人たちは大へん幸福な人たちだと羨ましく思っており」と行っていただいた奈良をしっかりとつくって行かなければと思いました。
奈良新聞60周年おめでとうございます。
奈良新聞社の60周年記念パーテーが奈良ロイヤルホテルでありました。出席者は各界にわたり500名を超える参加者がありました。また特に、復刊された、「奈良日々新聞社」からも多くの関係者の人がみえていました。
みてもらってました
また、大仏鉄道研究会にも協力してといわれました。
奈良新聞で金野さんと会ったとおっしゃってましたよ。
こちらはこちらで、夕べのメールのとおりです
心配しています。