三笠中学校に南丹教育委員会連絡協議会(亀岡市、南丹市、京丹波町、南丹教育局)から17名の視察があった。
パワーポイントを使って石原校長先生が、5年間の地域教育協議会の活動や、小中5校のコミュニティースクールの取り組みや連携について。また、今年から取り組んでいる小中一貫教育の取り組みの説明をされた。
約50分ぐらいのプレゼンだったと思うが、メモをされたり、うなずいたり、感心されていた様子が見られたが、皆さん熱心に聞いておられました。
教育委員会、角本さんの小中一貫教育のプレゼン
終了後質疑に入ると、様々な鋭い質問が飛んできた。石原校長先生は今年から三笠にこられたので、詳しいことはわからないので「金野さんお願いします」と振られてしまった。
「コーディネーターの選任はどのようにされているのですか?」
当初は、校長から地域の自治連合会長や、社協の会長に相談されたり、学校支援をされている人からの推薦で行われ、PTA経験者(学校のことをよく理解されている方)から推薦されてきた。
「吉岡会長や金野副会長が学校の全先生方にCSの話しをされたというが、良い面と悪い面は、どんなことか?」
いつもは、校長・教頭との打ち合わせが多かったが、現場にCS(コミュニテースクール)のことがうまく落ちていないと実感をしたので、直接学校を回って全先生と対話をした。最初は、CSのことがわからないので、「部外者が何を言いに来るのか?」とか、「地域の人間が教育に携われるのか?」とか、「今でも忙しいのにまだこれ以上忙しくなるのか?」とか色々とあったが、子供達の教育は、プロの先生が行ってもらって、我々は、先生が雑務に追われることなく、教育に専念してもらえるように手助けをすることで学校運営がスムーズに行くようにするのが目的です。など、一つ一つの質問に答へていった。
3年間で、各校を4回ぐらい懇談に行ったが、今年も椿井小学校を終えて、佐保川小学校、大安寺西小学校が今月にまた行くことになっている。
・ 教員の交流が起こってきた理由は何か?
・PTA行事やCS行事が増えて負担にならないか?
・地域からの応援にはどんなものがあるのか?等々質問があった。
三笠中学校で、うまくいっているとすれば、それは前校長の長浜先生が、5年間おられたこと、挑戦意欲にあふれていたこと、良い意味の親分肌であったこと。
また、吉岡会長が明晰な頭脳の持ち主であったこと、企業経営の中で管理職経験を生かされたこと。この2人の絶妙のバランスと、信頼関係が様々な障害を乗り越えてこられた原因だと思う。
私はその下で、総合コーディネーターとして調整役をさせていただいただけだった。大臣表彰や、下関のCS全国大会で発表することができたのも、この2人の絶妙のタッグのおかげだ。
まだこれから、鈴鹿市や八王子市からの視察の申し込みも決まったが、この5年間の苦労の結果かな。
しかし、目的は、「子供たちの9年間を通して、中学校3年生の卒業の姿に、みんなが責任を持とう」なので、今後もさらに精進をしていかないといけない。