奈良県が、宿泊観光客増加を目指して、新しく作ったイベント。
「奈良大立山まつり」が、平城宮跡大極殿院前広場で1月29日から2月2日まで開催されます。四天王をモチーフにした高さ約7メートルの「大立山」4基を制作。青森県の「ねぶた」のように内側から光を当てて暗闇に浮かび上がらせ、1基を約20人が引いて大極殿前を練り歩くという。
また期間中、御所市のススキ提灯献灯行事や広陵町の立山まつりや、奈良市からは「田原のおかげ踊りと祭文音頭」や「奈良市 バサラ祭り」など県内の伝統行事も登場して会場を盛り上げるそうです。
行事のスケジュールの詳細は、公式サイトを参照してください。
「大立山まつり」実行委員会会長
奈良県知事 荒井 正吾のコメントの一部
江戸時代の頃から、奈良県内各地には「造りもの」を身代わりとして、降り懸かる厄を落とすという風習があり、この習わしを奈良独自の呼び方で「立山」と呼んでいます。
現在は、広陵町大垣内で「立山まつり」として、橿原市八木町では「愛宕祭」として、また、御所市東名柄では「天満神社立山祭り」として、無病息災を願い毎年執り行われています。
この奈良伝承の地域資源である「立山」を"由来"とした、無病息災の願いを継承する象徴的なまつりを新たに創出することは意義深いことと考え、「大立山まつり」と命名して実施するものです。
奈良では、奈良時代の昔から万灯会という灯りを用いた祭りが行われてきました。世界の人々の幸せと平和を祈る「大立山まつり」を、「灯りのイベント」の始まりともいえる奈良を象徴する代表的な祭りとして毎年継続して開催し、年の初めに、・・・・・一年の無病息災や家内安全を祈念していただきたいと思っています。
と、行事の目的や意義をのべておられます。そして、5日間で約3万人の来場者を目指されているようです。
ねぶた一基の費用は、 4~600万円 大立山は、2000万円
ねぶたの来場客数は、 300万人 大立山は、3万人
ねぶたの経済効果 497億円 大立山は、11億円
ねぶたの費用 2億円 大立山は、 2億円
(TVで比較をしていた)
青森のねぶた祭りとの比較は単純に出来ないが、歴史が違うのだから仕方がないが、今後いかに県民、特に奈良市民が大きく育てていくかが大切ではないかと思う。
今回は準備に時間がなくて地域の奈良市民への徹底も十分ではないように思う。
昨日会場を見学に行ったが、四天王がその姿を現していた。
須弥山を仏敵から守っている四天王
東方を守り国家の安寧を持国天
南方を護り五穀豊穣をもたらす増長天
西方を護り、悪人を罰して仏心を起こさせる広目天
北方を守る広く教えが聞かれるようにする
この四天王に守られた空間で1年の無病息災と世界の平和を祈ろう