朝からふれあい会館で、各自治会から研修者1名が参加してAED研修会を行った。過去は防災センターで実施してきたが、今回はふれあい会館での実施になった。その関係で、モデル人形一体だったので全員が参加して行えなかったのが残念だ。
しかし、参加者から質問がいつもより沢山あり関心の深さを感じた。今後も多くの人に参加してもらえるように工夫をかせねていこう。
午後から、西大寺の近鉄車庫のスポーツセンターで消防団主催のDMAT・DPAT合同訓練に中島副会長と参加した。今回は、近鉄電車にトラックが衝突をしたという前提で列車からの負傷者の救出や誘導を、近鉄職員、消防団、消防職員、警察の連携を目的とした訓練と、スポーツセンターに場所を移して避難所での負傷者の対応を、DMAT・DPATや日赤医療団や奈良市医師会が参加して連携訓練が行われた。
昨年、奈良ロイヤルホテルで同じ訓練を行ったが内容は同じようなものだった。
沖縄や福岡、兵庫、伊賀市等からDMAT・DPATメンバーが参加されていた。
会場で各チームの反省会が行われたが、訓練の内容がメンバーに事前に知らされていないのでどのチームも手順や連携の取り方が上手く出来なかったとか、被災者への対応が十分できなかったとの感想を発表されていた。
私も前回、避難所運営本部を体験させていただいて、混乱する中を次から次と指示を求める消防団への対応や被災者から救急車を求める人への対応に苦慮したことや、頭で考えている事など微塵も砕かれてしまったことを思い出した。
訓練を通して感じたことは、いざという時はリーダーの指示もと明確に行動することが重要と強く感じた。普段は、一つの事をしようとすると必ず複数の意見が対立する。判断に違いが出て行動に移す事ができない事がある。
しかし、急な事態が発生した時には、速やかな行動が求められるのでリーダーを中心に、指示に従って行動する事が需要だと実感する。その点、消防署職員や消防団員は、日頃から訓練をとおして指揮・命令系統が明確になっているが、我々の自主防災組織ではそれがなかなかできないだろう。
その意味でも、自主防災組織でも日頃からメンバーとの人間関係と信頼関係を作っておかなければいけないし、それぞれのスキルアップを図っていかなければいけないと思う。
自主防災メンバーには負担をかけるが、訓練までの会合をしっかり研究していこう。