三笠中学校生徒会メンバーから依頼があり、防災訓練でいつもお世話になっているので喜んで参加した。10名中8人が参加してくれて、様々な質問を受けた。
「自分たちが地域に何ができると思いますか?」
「自主防災の会長として、まとめていく方法は?また、意識の低い人はどうすれば良いか?」
「地域活動で苦労したことは何か?」
「一番嬉しかったことはなんですか?」
等々の質問に約1時間話をしたが、生徒たちにどのように映ったのだろうか心配だ。
「自分たちが地域に何ができると思いますか?」との質問には、「地域で行われる行事に参加することで大人の人は喜ぶと思うよ。大人を喜ばせるというのも大きな貢献だし、また、地域で小学生の面倒を見てあげることも大きな地域貢献だと思うよ」と話すと怪訝な顔をしていたが、私は、中学生が何かをすることを地域貢献のように思うが、下手をすると中学生をチープな労働力と思ってしまう大人がいるのが、残念だといつも思っている。
子供達の育ちのためにいろいろな経験を積むこと、体験することは大切だと思うが、私たちが中学生を一人前の大人として扱うことが大切ではないかと思う。
防災訓練についても、今学校で行っている訓練が、火災発生を想定した訓練であり、先生も緊張感のない、マンネリ化した行事になっていることを指摘すると同席していた先生も頷いていた。今の奈良市では、地震を想定した訓練をしようともしていないことや、防災教育というものを考えていないことを指摘した。1年生から3年生までの3年間のカリキュラムがないことを指摘して、今年の、避難訓練は1時限だけでなく午前中を使って、例えば、行方不明者や負傷者を内緒で作っておいて、地域の人にも避難者になっていただき参加してもらって、訓練種目にも工夫を加えてやってはどうか?と提案をした。例えば、訓練のマンネリを防ぐために全員を対象にした「防災◯✖️クイズ」の話をすると全員が賛同をしていた。
「一番嬉しかったことはなんですか?」という質問には一瞬首をかしげたが、やはり2010年の遷都1300年祭で行った、「平成木簡」事業だったと話させてもらった。
何が嬉しかったか!!!!
(1)みんなが、平城宮跡に埋めることはできない。と否定されたこと
(2)せんとくんとマントくんとナームくんを一緒にできないと奈良県に否定されたこと
(3)74名のボランティアさん(最高齢83歳)と1年間、真夏の太陽の中で無事故でできたこと
(4)そして、ボランティア同士の揉め事や苦情が一切なかったこと
と5年前の苦労を回想し、2009年からのことを思いだし幸せになりました。
責任者が一番努力をしなければいけないということを話すとともに、その苦労(限界突破)が一番楽しいのだと訴えてきた。
楽しい時間を過ごさせていただいたが、もっと、もっとこんな時間があると、お互いに楽しいのになぁ~~
夜は、平城京プリズムの第2回目の会合を行った。新出発の方向性を確認しあった。