今日は、天平の十三夜 観月会の終了報告書作成をし、奈良市役所や奈良県庁を走り回った。
文化庁には、先日事業終了報告書を作成してメールで送信をした。
奈良県に、平城宮跡事業推進室に、事業終了報告書と決算書。奈良県文化財保存課に国有財産使用許可に係る終了報告書。奈良県に名義使用許可に対して事業終了報告書。
奈良市文化財課に現状変更等許可に関わる事業終了書のほか写真資料、観光振興課に後援名義借用のための終了報告書と決算書の作成をして、奈良市、奈良県に提出をしてきた。(奈良県では指導を受ける)
事業申請書、後援名義借用書を作成し、変更があればその申請書。予算書で一つの項目で、20%以上の変更があれば理由書の提出。そして、事業終了後、終了報告書を同じような書類を書く担当課に提出しなければいけない。
補助金を受けているので仕方がないと思うが、行事をしようとすると後援名義の借用はみなさん依頼すると思うが、なぜこのように同じことをしなければいけないのかと残念に思った。
行政が縦割りで、責任を明確にしていることは理解するが、あまりにも民間に負担をかけすぎているのではないかと思う。
補助金申請をしているので仕方がないかと思うが、これほど労力がいるのか?
平城宮跡を民間の手で活用したいと思った願いは叶ったが、あまりにも手続きが複雑すぎたり、許可のために担当課が多すぎることには喜びも半減してしまった。
しかし、その複雑さや、面倒くささをフォローしてくれたのも行政マンだった。
様々な制度に関わる職員の誠意によって「怒り」が「感謝」に変わることもあった。
行政マンの仕事ぶりには個人差があるのはわかる。
同じような例が、「菰川環境美化協議会」でもあった。
行政側が約束したことを実施しなかったり、「まだ決まっていません」と返事をしながら着々と計画を進行しているとか、意見を聞きたいと言いながら、こちらの話は聞かないという不誠実な対応があった。
この例では、結果「約束を守らない」ということで協議会のメンバーは会から脱退を表明したらしいが、その話をこちらに説明もないまま、その対策を何もしていないなど、行政と付き合っていくのは難しい!!!
夜には、法華寺町の自治会長や農家組合長に菰川の治水対策として進めている川底を1m下げる河川改修の説明会を、ふれあい会館で行った。ここでも同じような議論があったが、こちらの話をどこまで計画に取り入れてくれるのかを楽しみにしたい。
同じようなことが今日の奈良新聞に「市の手法に不信感 - 奈良市の市道猿沢線拡幅」市議会建設企業委員会が住民から意見聴衆をした。という記事が掲載されていた。
この行政の壁を、市民としてどのように打ち破っていくのか?
この、奈良市鶴福院町の市道猿沢線拡幅計画への住民の請願を受けて行われた視察には、議員個人の活動でなく12名参加したと載っていたが、従来にない議員の動きに今後を期待したい。