台風11号は、静かに去って行ったが、各地では大きな被害を出しているが、奈良市は本当にありがたい。紀伊半島の南東からの雨雲が、上北山村で17日午後6時までの48時間に降った雨の量は744ミリという。この台風11号で最高の雨量をしました。上北山村の7月の平均降雨量が383ミリというから2時間で1ヶ月の倍以上、雨が降ったことになる。
おかげで、雨雲が奈良市に来る頃にはエネルギー不足になって雨が少なかったのだろうか?
今回の、台風11号の特徴は時速20キロと自転車並みのゆっくりとした速度で北上し、台風から離れている所でも大雨を降らせたことです。山梨県上野原 212.5ミリ、神奈川県丹沢湖 205.5ミリ。また東京都八王子 181ミリ、山梨県大月 174ミリ。こちらも記録的なことだとか!!!
まぁ~ 奈良市に被害が出なくてよかった。いつも道路冠水するところの自治会長は、昨日から土嚢100袋ほど家庭に配って対策をしてくれていたが、何もなくて本当によかった。
おかげで今日は行事をキャンセルしたので、明日から連合会の研修に出かける「NPO法人歴町センター大聖寺」について調べたり、まちづくり協議会の他市の取り組みの勉強をした。
「NPO法人歴町センター大聖寺」は、城下町として栄えた加賀市大聖寺地区には、江戸時代のまちなみや町割りが残されていました。この価値に気づいた住民により、歴史的資産を活かしたまちづくりが始められました。
歴史的資産の消失を危惧した住民らによって組織された「大聖寺まちなみ景観整備委員会」の活動によって[平成6年(1994)]、大聖寺地区の景観まちづくりは動き始めました。「住んでいい町、訪れていい町」を目指して、まちづくりイベントの開催やまち歩きをして自分達のまちを調べる、歴史的建造物の再建、まちづくりのNPOを設立して、加賀市の歴史的街並みや歴史的建造物の整備や住民協議会の条例に基づき認定などの支援を得て活動され、国土交通省都市・地域整備局の「景観まちづくり教育」に紹介されました。
その活動はこちら、「住民やNPOが牽引する歴史を活かしたまちづくり」
活動の経過概略
・1996年から楽しく歩こう歴史街道を2003年まで継続開催。
・北國街道に石畳設置に取り組んだり、
・景観整備の拠点となる時習庵(国登録有形文化財)整備、
・大聖寺史跡案内所設置したり、
・歴史的通り名称の看板設置など地道な活動を継続して、
・2001年10月 NPO法人歴町センター大聖寺設立。
それ以降も、積極的に住民ボランティアにより、
・2003年、時鐘堂再建
・2006年、大聖寺川下り屋形船遊覧開始、
・2009年「もてなしトイレ案内処」設置、
4月 加賀市文化財レスキュー隊結成、
・2011年大聖寺藩関所復元整備、
・2013年、大聖寺観光案内所開設
とうとうと凄まじい活動をされています。また行政との協働が上手くいっている好事例だと思います。
そんなことで、明日から勉強に行ってきます。