金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

秋田県児童生徒の殺害事件

2006年05月18日 | 過去の記事
秋田県能代市二ツ井町の米代川川岸近くの道路脇草むらで、男児が死亡しているのが見つかり、遺体は17日夕から行方が分からなくなっていた秋田県藤里町の米山豪憲君(7)と確認した。

4月9日、米山さん方の2軒隣に住む同小4年畠山彩香さん(当時9歳)が行方不明になり、翌日、今回遺体が発見された地点近くの藤琴川で遺体が見つかっていた。

尊い命をなくした子どもさんのご冥福を心よりお祈りいたします。そして、事件の一日も早い解決を願ってやみません。

悲しみとともに怒りがあふれて仕方がありませんでした。弱い子供を標的にした、このような残酷な犯罪は絶対に許すことができません。

 政府は28日、1947年の制定以来の全面見直しとなる教育基本法案を閣議決定し国会提出した。皆さんはどのようにお考えですか??

教育基本法案について
http://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/houan.htm

時代の要請に応えて

 戦後、「教育勅語」の影を払拭するように教育基本法が施行されてから約60年がたった。この間、高校や大学・短大への進学率は飛躍的に高まり、制定当時には想定されていなかった児童虐待やニート(若年無業者)、フリーターの増加、いじめ、校内暴力、不登校や学級崩壊の多発など教育現場、教育をめぐる環境は激変している。時代の要請にこたえ、子どもたちの健やかな成長を支える教育の実現へ、基本法の実効性を増す実りある展開を期待したい。

 提出された法案は、前文と18条で構成される。現行教育基本法の骨格を継承し、「個人の尊厳」や「人格の完成」などの理念を堅持した上で、急速な時代の変化や要請に対応して、「生涯学習の理念」「家庭学習」など8条文を新たに盛り込んでいる。

 教育の目標では「生命の尊重」の考え方や、ニート、フリーターの増加を踏まえ、教育と職業との関連などを反映させている。

また、社会的に高い関心を集めた「愛国心」の表記については、国家主義的な表現にならず、対象に政府などの統治機構を含まない形で「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」とし、同時に「国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」とする文言を盛り込んだ。

このほか義務教育の年限規定は削除、「教育の機会均等」では障害者への配慮を明記し、教育振興基本計画の策定なども規定している。


<教育改革の経過>
 教育改革は、教育の荒廃が叫ばれる中で、2000年に故・小渕首相が開催した「教育改革国民会議」で国民的なテーマとなった。

同会議は、経済のグローバル化などで社会の脆弱性が増幅する一方、教育システムが時代の流れに取り残されていると指摘。人間性豊かな日本人と創造性に富んだリーダーの育成、競い合いによる学校づくりなどを提言し、時代にふさわしい教育基本法の制定を求めた。

 これを受けて教育基本法の在り方を審議した中央教育審議会は03年3月の答申で、「21世紀を切り拓く心豊かでたくましい日本人の育成」を目指し、「新しい『公共』を創造し、21世紀の国家・社会の形成に主体的に参画する日本人」「日本の伝統・文化を基盤として国際社会を生きる教養ある日本人」などの教育目標を示し、それらを実現するために教育基本法の改正を求めた。

この間、一部に復古的な動き、天皇主権下の教育の規範であった「教育勅語」の内容を盛り込めないかといった動きもあり、議論を整理して法案提出にこぎつけるまで3年を要した。

<「戦前回帰」に反対>
 公明党は見直しに際し、一貫して国家主義的、全体主義的、戦前回帰的な考え方を持ち込むことに反対してきた。特に「国を愛する心」については慎重な論議を求め、与党幹事長らによる協議会、実務者による検討会で70回を超える検討を行ってきた。こうした積み重ねの中から、21世紀にふさわしい基本法がまとめられた。

<先生・システムの改革を>
 後を絶たない、児童生徒殺人事件の背景に社会の不安の増大・精神の荒廃を憂う人がいます。事件を起こしている人の年齢を見ると30代、40代の人たちが多いように見られます。(同世代の良い人たちには失礼します)

国民の教育を司る教育基本法の改正は幾たびか行われてきましたが、団塊の世代を中心として動く社会の中で、入試試験制度の改変、カリキュラムの変更、学校週5日制による『ゆとり教育』等々、児童生徒を取り巻く社会環境の変化の中で、改革や制度の変更が行われてきましたが行われてこなかったのが、教員への改革ではないかと思っています。

保護者の権利意識の高まりもありますが、私に寄せられる相談の多くが、教員の子どもたちへの対応であったり、過去の聖職といわれた職業への誇りが、単に労働者としての誇りになっているのではという事が多くなってきています。

一方、教員からは、子どもたちの躾けは家庭でしっかりと行っていただきたい、保護者への事が気になって十分な事が出来ない。また、校長先生は、教職員をまとめる事もままならないと相談を受ける事があります。

いずれにしても、保護者、教職員とのコミュニケーションの増加。教職員と児童生徒とのコミュニケーションの深化。

民主主義は、時間とコストがかかるもの。スピードの要求される時代の中で更にスローライフを。精神の豊かさを競う社会に。


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