
サンタ来い子ども食堂クリスマス

クリスマス昭和の小さきケーキかな

クリスマス薄れゆきしロマンチスト

若き日の文通クリスマスカード

クリスマス置き場に困るプレゼント

クリスマス孫への絵本スノーマン

クリスマス寝てゐる髭のホームレス
若い頃のことです。
街に出て梯子を重ねて飲み過ぎて、最終電車を乗り過ごし、どこかに宿を探さなければと、シャッターのみんな閉まったアーケードを独り歩いていた時のこと。
閉まったシャッターの前に出されてる店の何かゴミの袋が山積みになっていました。
通りがかりにひょいと見ると、サンタクロースみたいな髭のホームレスのお爺さんが気持ちよさそうな顔して寝入っていたのです。プレゼントを配り終えた後の、疲れて寝てるサンタに見えたのです。辺りには、人はもう誰もいない深夜です。
ボロ服に着替えて寝てたサンタのようでした。
あのちょっと赤らんで、良い夢を見てるような顔を思い出します。
今、思い返してみても不思議な光景でした。