そうえいえば黄金町でなんかやっていたなぁと横浜美術館から初音町の八番館へと向かう中途半端な午後。
八番館。
cha_bo絵画展・ダヨ3。
バーチャルシンガー初音ミクが題材のようだ。
様々な初音ミク。
アーティストは在廊していたけど、こうなんというか、この人とは話したくないという嫌悪感のようなものが漂っていてあまりお話はできなかった。
だぶん、アーティストを見た瞬間の私の表情が嫌だったのだろう。きっと私の表情は、なんだおじさんアニオタかというようだったのだろう。
そう。そのアーティストさんは、私よりは若いけどそんなに若い方ではなかった。男性。
初音ミクが世に出たのは2007年。もう12年も前になる。
ただのボカロというよりも、もう人と同じ。
今年は異常に暑いというけど、その今年はもう何年も続いている。そうなれば、こういう夏になってから生まれた赤ちゃんたちはもう小学生になっている。そうなれば、彼等世代にとってはこういう夏が夏なのだ。
ボカロ世代というくくりはきっと彼等にとって一番嫌な表現かもはしれないけど、そういう世代が初音ミクを通してあるいは触発されて世に問いかける表現がアートとなりつつある。
なるほどぁと思う。
そういえば、新聞社や出版社ではなくてなんで京アニだったのだろうかとなれば、月日が流れてアニメで育った世代が初老にさしかかっているということだ。
これからどういう流れになって行くかはわからないけど、懐メロはブルースロックとかになるのだろうな。
そうして次世代の若者たちはどこにむかっていくのだろう。
スマホとAIが導いていくのかな。