色々と用事を済ませて、今日こそ図書館へ寄って帰ろう。
この図書館は、3年間全くアクセスしなければIDが失効するのだ。
コロナ禍前は失効なんて死んだりでもしない限りはありえないと思っていたんだけど。
たまには来ないと!!!
ほんとだった。
しっかりと失効してたわ。
ま。
再発行。
土井利位の雪華図説の天保版が出せるかお伺い。
Kindleでも300円くらいで売ってるんだけど、原本の雪の結晶の模写のコピーが欲しかったのだ。
まともな(?)雪華図説は全てデジタル化されていて、原本はもう出せなくなっていた。
家のパソからプリントアウトしても同じだったのだけど、ま、プリントアウトをお願いした。
今日は一段とおっそろしく寒い。
雪には常に害と付けられてきた。
雪国の嘆きを前にすると、雪の無いところで暮らしているのに何がわかるんだと言われると、何も言えない。
けど、温暖化が進み、スキー関係や除雪関係の人たちが困るほどに雪が降らなくなった。
こんな気候になってくるなら、もっとちゃんと雪の結晶の観察をしておけばよかったのに、は、あとの祭り。
雪の結晶って案外に大きくて、それはそれは美しく、そんなもんが降ってくるのはそれはそれは不思議だった。
土井利位(1789~1848)は下総古河藩主。幕府老中首座にありながら「雪の殿さま」として後世に名を残す。
雪の結晶を虫眼鏡で観察し、86個もの、しかも優れた模写をした。
初めて見た時には、いやそんなの見たことないわ?みたいな結晶ばかりだったけど、印象に残る図だった。
この歳になって温暖化になって今更ながらに眺めてみたくなったのだった。
ハサミで切って厚紙に貼ろう。
今宵の月は冴え冴えと寒そうだ。
長野盆地の雪はどうなんだろ?
それにしても、お殿さまから下々までいにしえの人たちは本当によく観察していた。
そして本当に深く深く考えた。
色々と発展することが幸せに結びつくとは限らないのかも。