今日は朝から寒い寒い薄曇り。
横浜市営地下鉄で移動ついでに新羽駅で下車して西方寺さまへ。
去年、出口が全く見えない状態のコロナ禍の中で初めてお伺いした西方寺さまのロウバイの香りにたいそうに慰められたのだった。
ん?
駅に看板だ。
今年はたくさんの人が訪れているのかな。
新羽駅を出て産業道路を行けばヨネヤマプランテイションさんが見えてくる。
その先で右を見れば、突然に時代が遡る。
真言宗補陀絡山安養院西方寺は、建久5年(1190年)に鎌倉の笹目ヶ谷(佐々目谷)創建されたと伝わる古刹。開山は醍醐寺三宝院座主・東大寺別当の勝賢僧正。
その後、北条重時が極楽寺を創建するにあたり、極楽寺の一山として極楽寺山中に移された。
更に時代は下り、当初は医療施設まで併設する大寺院だった極楽寺は度重なる火災や戦禍や為政者の移ろいなどで往時の勢いを失い、西方寺は海路から鶴見川を遡上し室町時代に現在の地に落ち着いたという。
参道のロウバイが香る。
山門はただいま改修工事中。
迂回路から本堂へと向かえば、更に馥郁たるロウバイの香りに包まれる。
去年はここでマスクを外して胸いっぱいに芳香を吸い込んだ。
今年は平日の薄曇りでも人が引きも切れず。マスクをほんの少しそっとずらした。
今年が遅いのか去年が早かったのか、これからの蕾もいっぱい。
水仙も咲く。
29日には大倉山の青柳さんが「西方寺の蝋梅」を2回目の出張販売。
山門の改修工事はそろそろ終わるようだ。
次は桜。
去年はこのあたりから昼の月を見ていたっけ。
私はこのまま疫病下で寿命をむかえるのかなと思ったっけ。
できることなら来年はマスク無しで来たいものだ。
新羽から関内へ。
通りかかった横浜公園のチューリップの芽が出始めていた。