今日のころころこころ

2014・6・11 おばさんの道 中原往還の中原一里塚跡付近のおへそ


中原小学校(中原御殿跡)を後に、更に進む。

つきあたりの駐在所を右に曲がる。

ここから、中原往還中原一里塚跡のおへそ♡

その①
大松寺・中原観音。
なんとなく立ち寄る。

かなりの古刹だ。

と。洗濯物を干しに出てきた綺麗な御婦人。

住職のお母様でした。とっても丁寧に色々と教えていただきました。ほんとうにありがとうございました!
は、後のお話で、実はいきなし鍵をとりに行ってくださった。

なにかと思ったら、境内にある中原観音堂様であった。

ここは、相模新西国三十三観音霊場・第19番札所であった。あんまし有名ではないが、1745年に制定された江戸初期からの観音霊場めぐりであった。今でも御朱印を求めてくる巡礼がある。だからてっきり私もそうだと思われたらしい。観音様の御開帳は、12年に一度。丑年。観音様はお見せできませんけどとおっしゃりながら、観音堂に入れてもらった。

飾り物はすべて近隣のおばあちゃま方のお手製という。厨子の後ろの仏様も檀家様のお手製という。なんともお幸せな観音様であるな(*^_^*)
徳本行者様のお話を伺う。

今の御住職は先代の甥っ子だという。お母様はこの寺で生まれ育ったがリーマンに嫁いだ。が、弟であるところの先代の急逝で結果こうなったそうだ。が、浄土宗になったのは100年程度前で、その前は古儀真言宗だったという。

それにしても、好かれたお寺様だな♡地蔵様はおばあちゃんたちの手作り衣装で四季を過ごしておられるという(^。^)y-.。o○


その②
昭月堂のたいこ焼と日枝神社の例大祭。
大松寺様を後にしたものの、暑い。そういえば・・・かき氷がひらひら揺れていたなぁ・・・

入ってしまった。迎えてくださったのは、精悍で粋なおじさま。あるメニューは、たいこ焼とかき氷だけ。店の構えの割には少ないしあんまし商売ッ気がないと思ったら、店主様は元消防署勤務の全国大会出場経験があるバリバリの元レスキュー隊員であった。和菓子屋を営んでいたお父様が逝去後に店を閉めたが、14年後に定年をむかえて何をしようかと考えたら、親父の店を再開しようという結論になったという。納得。和菓子屋の親父様体型ではないよな。

でも。かき氷の氷にはこだわってるんだぜ!とおっしゃる。天然氷を使ってる。削ってるかき氷機の刃は大工の棟梁に研いで貰ってる。かんな。電動やくるくるの手動に比べてとてものろいが、ひらひらと柔らかな氷がひらひらとゆっくりと積る。掌で潰して食べな!と言われてその通りにする。まるで新雪のようだ。一番高いあずきを注文したが、これで400円。他は250円。消費税無し。なんという贅沢なんだろうか。

それにしても、粋でいなせ。と思ったら、『太鼓』!日枝神社様の例大祭!

神輿に山車に太鼓に素敵なお祭りのようだ♡

ちなみに。例大祭は、9月15日。宵宮は9月第三土曜日。奉祝祭は9月第三日曜日。どちらも夕刻から。今年は、13・14日だという。
また来なよ!に送られて店を出る。そうだ!また来よう!9月に。街道沿いは、嬉しい。

その③
中原往還中原一里塚跡。
そう。そもそも、中原往還の中原一里塚跡付近である。この一里塚跡を探すのは簡単だと思っていたのだが・・・
昭月堂様からアドバイス。いいかい!そこに塀があるだろ!その塀の下の御影石があるだろ!そういうところにあるからね!塀の下を見て行くんだよ!見逃さないようにな!
歩き出す。

ほう!

いかん。一里塚跡へ。中原上宿の信号を右に。

鈴木家の塀だ。

って(@_@;)マジかよ!ほんとにいろんな意味で凄い!このレア感!

の、そこ。

お見逃しなく!

その④
中原上宿遺跡歩道。
終点は、一里塚跡の先の交差点。

そこを右に曲がると、中原上宿遺跡歩道。

って・・・これも、下だぞ!見逃すな!とのアドバイスをいただいていた。うん!
って・・・すごいなこれ!
しゅーる!

こんな保存方法もあったんだ。

そうだよな。ダイナミックに時代は変化する。どう残すかは、感性の精度が問われる。平塚市は素晴らしい。茅ヶ崎市のあれも素晴らしかったが。

さてさて帰ろう。帰路は、伊勢原駅。また来よう。


追記。中原往還。
江戸虎ノ門と平塚北方の中原を結び、古来の奥州街道とも、小田原から江戸への後北条氏の間道ともいわれてる。
1590年、徳川家康が江戸に入城する際にこの道を改修して通って以来、東海道より距離が短いこと、大名行列にわずらわされないことなどから、東海道の脇往還として栄えた。が、東海道の整備と矢倉沢往還の発達により通行が減り寂れていった。
相模川の渡しも、四之宮渡しから田村渡しに代わった。
が、今も、中原街道として名残を残す。
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