今日は用事を済ませて世田谷のキャロットタワーのTSUTAYAさんの前を通りかかったら、おや上でまた面白そうな展覧会。
世田谷文化生活情報センター生活工房ギャラリーへ。
岡本仁の編集とそれにまつわる何やかや。
会期は2022年10月29日~2023年1月22日。
岡本仁は、マガジンハウスで雑誌編集に携わったのちに同社を退社。雑誌の編集やエッセイの執筆や展覧会の監修を通じて幅広い分野を独自のスタイルで紹介してきた。
この展覧会は、「編集」するとはどういうことかというのがお題だったらしい。
岡本は、あるひとつの印刷物をつくるときに自分が何を考えたか、何と何をつなぎ合わせたかを見せることを決めたという。
机に並べられた一枚一枚が面白くて読んでしまう。
時折目をあげればこれまた面白そうなものが並ぶ。
これはスペシャル企画かな。
いわおたまきの作品を紹介。
なんか雑誌を読んでいるようだ。
そりゃそうだ。印刷物ができる過程での岡本の思考の軌跡を展示してる。
そして、雑誌ってこんなにも面白いものだったのだったと思い出していた。
もう何年も本屋さんに並ぶ雑誌を買ってない。買ってないどころか手に取ることすらない。
なぜだか内容にキラキラしたものを感じなくなっていった。それは私ばかりでなく世間がそう感じていたのだろう。売上部数が落ちるのと比例して、これまたつまらないときめきを感じない広告で埋うまるようになって。
ねえねえ!これ見て見て!!雑誌をめくってるみたいよ!ねえこれなんか動画よ!すごい迫力でしょ!
目を輝かせてまだ始まったばかりのInstagramを教えてくれた彼女は大学生の息子さんから教わったといっていた。
ほどなくして彼女も投稿を始めてそれはそれは楽しんでいた。
まだやっているのかな?
私は自分では投稿しないけど情報を受取るためにInstagramのアカウントをつくってはある。
最初は面白いと思っていたけど、段々と広告がやたらおりこまれるようになって、段々と目当て以外のが数珠つなぎわらわらと出てくるようになって、わけがわからなくなってきて、最近はほとんど開くこともない。一日中四六時中スマホの画面だけ見ているならのれるのかもしれないけど。
かといって広告も含めて面白い雑誌を発行する力はもうどこにも残ってないだろう。
自分でこんなノートを作ったら楽しそうだ。
けど世の中の次はどこにいくんだろ。
ま。
さて。豪徳寺さまの柑橘は何が出てるかなと寄ってみた。
境内はほんの少し紅葉が始まっていた。
豪徳寺さまの紅葉も何年か前の台風の塩害くらってからあまり調子がよろしくないことが多い。
今年はどうかな?