今日の夜から年明けまでなにかと慌ただしい。
盆地は晴れてきても山は雲に覆われたままだったけど、戸隠神社奥社さまへ今冬最後のご挨拶におばさんぽ。
冬期間はいつも使っている鏡池の施設・駐車場も森林植物園の施設・駐車場も閉鎖となる。車を停めるのは奥社の前の有料駐車場だけになる。
細かい雪が吹きつける奥社へ。
平安末期あたりから戸隠の山々は修験の場となった。鎌倉時代には高野山、比叡山と並ぶ一大霊場として、戸隠十三谷三千坊と呼ばれた。
冬になれば別当や衆徒は中社で過ごしたらしいけど、山に残って荒行を続ける修験者もいたのかな?
滝は凍てつく。
奥社の狛犬氏は、たぶんあのこんもりだ。
拝殿は時々雪で潰れる。
霊山には本来は建造物も偶像も在るべきではないと思い知らされる。
帰り道は雪がやんで時折青空が見えた。
今冬の奥社の社務所は年明け1月6日まで。
雪はますますにずんずんと積もり戸隠の山々は深い深い冬に閉ざされる。
色んな人がいるけれど、でも私はそういう聖域は聖域として大事にしたいと思っている。
今宵の月はもう三日月とは呼べないかな。