今日のころころこころ

2014・8・8 おばさんの葉っぱ かながわ名木100選 相模原市・小林家のクワ

豪雨で災害も起きてるというのに、まるで雨が降らない。ただただ不快に暑いだけ(T_T)
そんでも、今日はちょびっと涼しい。電車とバスででかけようか。

かながわ名木100選。相模原市・小林家のクワ。

JR横浜線・相原駅下車。

バス停目指して歩き出す。

いなげやさんの横を右に曲がれば、バス停。駐車場を横切れば早いが・・・ま。

法政大学行きに乗る。

以前乗った時よりえらく空いてると思ったら、夏休みだよ。昨日の稽古でも大学生たちはようやく試験が終ったと言っていたもんな。
境橋バス停下車。

キューピットさんって何屋さんかと思ったら、地元スーパーのようだ。
そのキューピットさんの横の信号機を左に入る。

境川を渡る。

境川も上流はずいぶんと大人しいなぁ。夕焼けが綺麗なんだろうか。

進む。

つきあたりを右に、すぐに左に。

お屋敷が並ぶ。

あれかな?

小林家に到着。

座敷が開け放たれていたから、縁側からごめんください!と声をかける。
快く許可していただいた。
小林家の奥様ほんとうにありがとうございました!!!

残念ながら、クワ様は、無い。

以前は、養蚕農家が多くて一面クワ畑だったそうだが、住宅が密集してきて管理が難しくなり、とうとう伐採となったそうだ。
そうだよな。
皇室が最後の養蚕農家というのが、現実味をおびてる。
無論、綺麗事は言いたくない。蚕のお世話はそれはそれは重労働だ。生き物である。桑を食べなくなるまでは不眠不休が続く。蚕も養蚕農家も命を削る。
が、そこまでして繭を出荷しても、和服は廃れてドレスは根付かなくて、用途あるところは安い海外産に押されて・・・今では、テクノロジーの進化で、化繊も天然も同じ風合いだ。機能も、夏暑いだけが克服できてないだけで、冬は暖かくなってる。
ま。蚕が美しい真っ白な成虫となり生を全うできることは良いことだ。
それにしても、大木様だな。クワと言えば、養蚕用の人の丈より少し高いのしか見たことがなかった。こんなものすごい親分がおられたとは、驚きだ。
奥様も、なぜ先祖がこの木だけを残したのかわからないそうだ。
木陰で夏は涼しく、クワの実はジャムにしてたいそうに美味しかったという。そういえば、今でも信州は上田の飯島商店(みすず飴)さんは桑の実のジャムを出してる。亡き伯父がよく送ってくれたっけ。美味しかったよな。いかん。涙でそうだ。
小林家の御先祖様は、今を見越しておられたのかな?
確かに、こうして残ってなければ、日本国で絹が生産されていたなんて、そういうテクノロジーが存在したなんて、忘れ去られてしまうではないか。
そして、なにかの天変地異で文明が危機になった時には、図書館になる・・・そんな日が来ないことを祈りたいが。
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