海蔵寺さまは扇ガ谷の谷戸の突き当り。
今小路はJRの高架下をくぐると亀ヶ谷辻。
亀ヶ谷辻に建つ岩船地蔵堂。頼朝の娘・大姫は許嫁との仲を裂かれ悲しみに亡くなった。大姫の野辺送りはこの谷だったそうな。
辻から亀ヶ谷坂切通。
この切通は今は静かな古道だけど鎌倉七口実用の頃は、鎌倉の中心と北鎌倉山ノ内を結ぶ重要でにぎやかな切通だったそうな。
宅地化されてるけど、資材置き場に使われるやぐらが残る。
宅地化で真っ平と思いきや、グッと急坂になる。
亀ヶ谷坂切通を越えれば長寿寺さま。
長寿寺さまの拝観は季節曜日限定。
北鎌倉駅方面へ。
踏切を渡って明月院バス停を曲がれば浄智寺さま。
臨済宗円覚寺派金宝山浄智寺は、五代執権北条時頼の三男宗政の菩提を弔うために夫人と嫡男師時が1281年に創建した鎌倉五山第四位の禅刹。
こちらの境内には鎌倉市の天然記念物でありかながわの名木100選にも選ばれているタチヒガンが山門脇にある。
さて咲いてるのか散っているのか?
若木の方にわずかに残る。来るのが遅かったなぁ。
ご老体を見上げる。
境内をくるりと一周。
山門にもどってまた見上げてみれば。
実に月と相性の良い桜。
ライトアップなんぞせずとも照明なんぞない真っ暗な夜なら月あかりで十分。
でも現代社会でもし月あかりだけで桜を愛でるようになったら、それは敗北ということになるのかな。。。