東京国立近代美術館に行く。
企画展を見て所蔵作品展を見る。
しばし長い時間ぼんやりと眺めていることがある。
この間は、「クォ・ヴァディス」。北脇昇。油彩。1949年(昭和24年)の作品。
クォ・ヴァディスは、あなたはどこへ行くのかという意味のラテン語。
1949年(昭和24年)といえば、第二次世界大戦が敗戦に終わり焼け野原となった国土の復興めざましい頃。
混乱は少しずつ落ち着いてきたけど価値観がでんぐり返りになった世の中。
日々の生活するのに精一杯ながらも心のどこかで考えあぐねてる人たちも多かったのはないだろうか。
どんぱち戦争をやらかした後の73年前のお話しの絵だ。
と、思えないとこが、なんともかんとも。
そういえば駅の定期券売場も8月15日にいくつか閉鎖されたんだった。