昨日はいつもの佃煮と蒲鉾を買いに小田原へ。
いつものようにお城を通り抜ける。
小田原市郷土文化館でも神奈川県博物館協会神奈川震災100年プロジェクト。
小田原市郷土文化館「100年の記憶と記憶-小田原の関東大震災-」。
会期は8月26日~10月29日。
小田原市郷土文化館は、建物の老朽化は著しいけど、研究・展示・刊行物・講座・その他充実している。
かといってこの建物を解体するとなるとこれまたもったいない矛盾。
ま。
無料で配布してる資料も多く私は定期的に寄る。
1923年(大正12年)9月1日11時58分、関東一帯は相模湾北西部を震源としたマグニチュード7.9と推定される大地震に襲われた。
埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨では震度7~6を観測し、北海道から中国・四国地方にかけれ広い範囲に影響が及んだ。
ちょうど昼食の準備時間と重なったため火災が発生し、死者・行方不明者約10万人のうちの9割が焼死とされる。
神奈川県の被害も甚大で、100年の節目となる今年は神奈川県博物館協会が神奈川震災100年プロジェクトを展開し、神奈川県立歴史博物館を始め県内の協会加入博物館で関連展示が行われているのだ。
当時の記憶を語れる人はもういない。
9月1日が防災の日という理由すらわからない人もいるかもしれない。
小田原で一番わかりやすい痕跡は石垣の崩落かな。
図書館が閉館・移転してから人通りが少なくなった旧図書館の向かい側あたり。
関東大震災は、相模トラフを震源とする海溝型地震だった。
太平洋プレート・ユーラシアプレート・北米プレート・フィリッピン海プレートの境目あたりに位置してる日本列島は今後も何度となく地震に襲われる確率が高い。
南海トラフはどうなんだろ?
その時私はまだこの世にいるのかな?
いたとしたらどこにいて何をしてるんだろ?
考え過ぎても仕方ないけど。
日常生活の中で防災を取り入れていくしかないんだけど。
お堀のハスの花は、ごく数輪咲いてるのもあるけど、おおかたはすっかりと種になった。